映画を観る生活2022【1】
映画の本編というか思い出を書いていく
毎年「仕事」と「プライベート」それぞれに対して大きく1つ目標を設ける生活をしており、今年の「プライベート」側の目標が【1年で映画を100本観る】というものだった。
現在、11月4日。鑑賞本数は【76本】である。
もう2022年は2ヶ月を切っているらしく、仕事をこなすのに時間がかかってしまう自分にとってはやや絶望的な状況になったきた……が、諦めずになんとか続行しているところである。
というわけで(微妙なタイミングではあるが)2022年10月までに観た映画の中で印象に残っているものについて、ネタバレにならない程度に感想をまとめてみた(本編に関する直接的な感想というよりも「自分がどう思ったか」を書いていく)。
※新作〜旧作を問わず、【鑑賞順】に記載していくので映画そのものの公開時期についてはバラバラ。
1. Avengers: Endgame
鑑賞日:2022.01.02(Disney+にて)
2022年1月に公開された『Spider-Man: No Way Home』のために、2021年はMarvel StudiosによるMCU作品を公開順に追っていて、とうとう2021年内に鑑賞が間に合わなかったこちらを年始1発目に自宅にて鑑賞。
映画を観て声が漏れるほど泣いたという体験はおそらく人生2度目(1度目は小さい頃に観た『帰ってきたドラえもん』)。
これまでの20本以上のMCU作品群をよくここまでまとめたな……という、感動というよりややドン引きに近い感覚が最初に来たのを覚えている。
"On Your Left." でバンザイした。
2. Spider-Man: No Way Home
鑑賞日:2022.01.07(池袋グランドシネマサンシャインにて)
東京での最速上映の回のチケットが無事取れたので、深夜の池袋・グランドシネマサンシャイン/IMAX レーザーGTにて鑑賞。
(海外では普通の光景かもしれないが)映画本編を鑑賞中に、歓声や拍手が起きるという現場を初めて体験した。
MCU作品は最近追いかけ始めたが、『スパイダーマン』の実写シリーズだけはほぼ映画館で追いかけてきた身としては、とてつもない感動体験に。
細かい部分(主に脚本)が気になったりもしたが、この映画の存在そのものに感服したため細かいことはどうでもいい!になった。
3. Baby Driver
鑑賞日:2022.01.19(Amazon Prime Videoにて)
当時新作として上映されていた、『Last Night In Soho』の鑑賞をする前に、監督の過去作を観てみようと飛行機移動中にiPadで鑑賞した。が、後に自宅のテレビでもう一度鑑賞。
以前から予告編だけは観たことがあったので、「若者主人公がその巧みな運転スキルで他を圧倒するイケイケ話」と思っていた印象からはかなり外れた作品だった(むしろ弱さを抱えた主人公だった)。
いわゆる「音ハメ」演出が最高にテンションが上がる。『Last Night in Soho』でもその演出は光ったが、エドガー・ライト作品には定番の演出なのだろうか(ほかも観てみたい)。
4. CODA
鑑賞日:2022.02.19(TOHOシネマズ池袋にて)
今まであまり通ってこなかったジャンルの映画だなあくらいの気持ちで特に予習せず(作品への評価もあまり調べず)観に行ったら、これがとてもとても良かった。
合唱部顧問のキャラクターが大変素晴らしかった。こんな大人に私もなりたい。
「事前に鑑賞していた映画が後にアカデミー賞を受賞する、というニュースを見る」という体験を初めてしたかもしれない。
5. ちょっと思い出しただけ
鑑賞日:2022.03.03(都内某映画館にて)
2022年に鑑賞した映画の中で、最も「余韻」を楽しめた作品。
登場人物たちがとても「自然」。良い意味で「演技」と感じられないのがとても良かった。
本編で描かれるシーンの時系列がどんどんと遡っているという構成によって、その逆では味わえないものがあったと思う。
6. シン・ウルトラマン
鑑賞日:2022.05.13(池袋グランドシネマサンシャインにて)
『シン・ゴジラ』がとてもとてもとても好きだったが、それを求めるということはせずにフラットな気持ちで観ようと決意して映画館へ到着、本編開始数秒で「シン・ゴジラじゃん!」と心の中で叫んだのはいい思い出(観た人には伝わるだろうか)。
初代どころか『ウルトラマン』というコンテンツにほぼ触れてこなかったので、初代の全エピソードを事前に配信レンタルして鑑賞していたのがとても役に立った。
自分は「庵野秀明」「樋口真嗣」による作品は無条件に愛したいのだが、「何度でも観たいか」と言われればそうでもなかった。面白くなかった、という意味ではなくそれこそ初回鑑賞時のテンションは最高潮だった。
エンドロールクレジットに頻出する「庵野秀明」氏の名前の多さに笑ってしまった。めっちゃ仕事してるじゃん……ありがとうございます……
7. Chef
鑑賞日:2022.07.03(Amazon Prime Videoにて)
ずっと長いことオススメされていたがなかなか鑑賞に至っていなかった、ということを後悔するくらいに抜群に映画の「後味」が良い作品。
MCU作品を追っている人にはおなじみのジョン・ファヴローが監督・脚本・主演をこなしているのもポイント。
鑑賞中・後はとてもお腹が空く。鑑賞から数ヶ月経って、最近ようやく都内でキューバサンドを食べられるお店に行った(本編鑑賞中に死ぬほど食べたくなる)。
8. Safety Not Guaranteed
鑑賞日:2022.07.30(Amazon Prime Videoにて)
シリーズ完結作として今年公開された『Jurassic World: Dominion』のこともあり、監督・コリン・トレボロウの過去作を観てみようということがきっかけで鑑賞。
邦題が『彼女はパートタイムトラベラー』なので、てっきりSF全開の映画かと思ったら全然違った(この誤解によって本編への感想がそこまで高ぶらなかった人へのプチ警告)。変に予習等はせずに鑑賞できた自分は運が良かった。
鑑賞中に「これ、一体どこに向かっているんだ?」と心配になった瞬間も忘れてしまうくらいの最高のラスト。
9. NOPE
鑑賞日:2022.08.27(池袋グランドシネマサンシャインにて)
映画館で何度も予告映像を観て気になっていた作品。でかでかと「ジョーダン・ピール監督作品」と見出しが出ていたのが印象的だった。
監督については「名前は聞いたことある」くらいの知識だったので、監督過去2作を鑑賞した後に映画館へ足を運んだ。過去作『Get Out』『Us』とは違い、「ホラーだ!」とはっきり言い切れない内容に一瞬困惑したが、これはこれで好きな作品だった。
自分は「観る者、観られる者による攻防」のような構図と捉えている。
後半に感じる「エヴァ」感は個人的にとても好き。
10. CURE キュア
鑑賞日:2022.09.27(U-NEXTにて)
今年最も「刺さった」映画。どうも自分はこの時代(映画の公開は1997年)あたりにある「空気感」が好きだということが確信に変わった。
催眠術が絡む話だが、ファンタジーやホラーというよりも自分は「パンデミックもの」として鑑賞していた。
(セリフ文言は正確ではないが)「催眠術によって人の倫理観を変えることはできない=殺人が絶対にいけないことだと思っている人間に人を殺せと催眠をかけることはできない」という旨のセリフが常に頭に引っかかったまま鑑賞することになったが、これが常に恐怖感を高ぶらせていった。
登場人物たちの行動やそれによる結果について、きちんと説明されない場合が多く、それがまたさらに想像を膨らませるということに繋がるため、そういう意味でも大変恐ろしい映画だった。5億点。
おわりに
もともと映画鑑賞は好きだったが、いわゆる「不朽の名作」と呼ばれるものや、(その時は観たい!と思っても)友人知人からのおすすめを後に能動的に鑑賞する習慣がなかった……ので、こういう目標を設定して始めてみたが、時間も有限なわけで、結局「自分が面白そう」と思う作品しか観てこなかった。むしろそうでもしないと、ここまで本数を観れなかったのだとも思う。
プレゼンをされたらとっても鑑賞欲が増すので、映画に詳しい方・好きな方は無限におすすめしてほしいしプレゼン大会がしたい。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?