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是非手に取って欲しい一冊:人を操る禁断の文章術

こんちには、はるです。いきなりですが、質問です。

あなたの思う、世界最高の美女とは?







これは本書の1ページ目に書かれている質問です。具体的には下記のような内容です。

あなたの思う、世界最高の美女とは?この一行を読んだとき、あなたはどんな顔を思い浮かべましたでしょうか?和風美人でしょうか、唇がチャーミングな女性でしょうか、それともガッキーや綾瀬はるかさんでしょうか?(個人的には最近、浜辺美波さんが、、、)議論になれば尽きることのない話話題でしょう・・・
そろそろネタを明かしましょう。このたった一行の文章を読むと、思う人こそ違っても、いずれの場合も誰もが「自分の思う絶対的な美女」を思い浮かべます。実はこれこそ、文章の持っている力なのです。ある言葉を目にすることで、人は想像し始めます。でもこれが、芸能人の写真を見ながらの話なら、そうはいきません。Aさん可愛いよねーって私が言ったとしても、友人はBさんの方が、、、と言い出すかもしれません。目の前に実体を伴った美女候補が現れた途端、私たちは、思い描いていた理想の顔との違いを感じてしまい、世界最高の美女にはたどり着かなくなるのです・・・
誰もが納得の美女を作り出すには、文章を使って想像させるしかない。つまり、世界最高の美女をつくれるのは文章だけなのです。

これが本書の冒頭の部分です。どうですか?引き込まれませんでしたか?私は一瞬でこの本に引き込まれてしまいました。こちらはメンタリストDaiGoさんが2015年に書かれた、「人を操る禁断の文章術」という本です。メンタリストDaiGoさんの本は多数読ませていただいたのですが、この本は間違いなく読むべき本ベスト3に入ると思っております。面白かったです。3時間程で一気に読み終えてしまいました。笑

ちなみにですが、皆さん「普通のサラリーマンの俺に文章を書くスキルなんて必要ない」とか「別に作家やブロガーを目指しているわけじゃないし」とか思っていないですよね?本書は作家やブロガーになる方向けの本ではなく、どちらかといえばサラリーマン向けの本です。メールや企画書、報告書、キャッチコピー、プレゼン資料を作る際に使える技術がぎゅっと詰まった一冊です。

◯感想

もし、本書の帯を私が書くとしたら、「さぁ、君も今日からメンタリストだ!!」です。本書は正しい漢字や句読点を使い方が書かれているわけではく、メンタリストDaiGoさんらしく、人の心を動かすには?ということに焦点を当てて書かれています。その中でも特に重要だと思った、「書かない三原則」と、「2つのテクニック」を簡単にご紹介します。

◯書かない三原則

あれこれ書かない。

⇒重要なこと(1点)に絞って書く。(ワンメッセージ・ワンアウトカム)

きれいに書かない。

⇒人は論理ではなく、感情で動く。感情むき出しで書いてOK。

自分で書かない。

⇒これは読み手の心を読んで書けということです。文章は自分で考えるな。書くべきことは相手の心の中にある。


◯2つのテクニック

話しかけるように書く。

⇒伝えたい人と会話をするイメージをしましょう。

上げて、下げて、また上げる。(上級者向け)

⇒文章にメリハリをつけて書きましょう。相手の感情を揺さぶるテクニックの一つ。これはドラマや映画などでよく使われるテクニックですが、いきなり使うに少しハードルの高いテクニックです。


◯アクションプラン

これら三原則と2つのテクニックを、まずは本の書評などを書く際に意識してみます。また、業務メールには非常に組み込みやすいと思いますので、早速試してみます。


◯終わりに

意識するだけで変わる部分と、徐々に慣れることで変わってくる部分があると思いますので、是非みさんも今日から試していてはいかがでしょうか?私のnoteもそういった部分を意識して書いてみますので、ちょっとした変化なんかも今度楽しんでいただければと思います。

最後に、本書では「追伸(PS)」が最も人に読まれ、人の心に残るとも書かれていましたので、是非興味がある方は、本書を手にとって頂ければと思います。では。

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