見出し画像

韓国のオモニ


オモニ=母

義母が亡くなって5年です。

今朝、キムチチャーハンを作りながら、義母のことを思い出しました。


義母と聞いて真っ先に連想するのは、ごみ袋です。

なんで、ごみ袋?

それはですね。

指定のごみ袋を捨てようとしたときに、「まだ入る!」と言って手でごみ袋の両端をもちながら、「これでもか!」と嫌いな人をふみつけるようにして、ゴミを踏んでスペースを作ったんです。すごくないですか?ビックリして、そこまでしなくても……と、言いかけたんですが、義母の激しい勢い気に何も言葉が出なかったです。

あれは誰を思って踏みつけていたのか?

あの時は、そこまでしなくても……と思っていた私ですけど、今はしっかりその技を受け継ぎ、ごみ袋を最大限大きくして使っています。ごみ袋、ただじゃないですからね。


炊飯器のおかまから直接食べる⁈

炊飯器にご飯が少しあったんですけど、義母は炊飯器に直接スプーンを入れてご飯を食べてました。うーん、見事な食べっぷり。

豪快すぎますよね。なぜか笑いながら食べていた義母でした。茶碗によそうのがめんどくさかったのか?

でも、私も同じことやっちゃいました。

洗い物を一つでも増やしたくありませんから。炊飯器にスプーンをちょくで行きました。

美味しかった。


垢すりは、最低3回。

韓国人はシャワー派の人が圧倒的に多いので、一週間に一回垢すりをしにサウナに行きます。義母は垢すり3回してました。一回目は軽く垢すり、次にゆっくりお風呂に入り2回目、またお風呂で皮膚をふやかして、3回目の垢すりをしてしめます。

3回目が終わるころは皮膚が赤くなってましたけど、同時にツルツルお肌にもなってます。

のぼせませんでした義母。もう慣れてるみたいで、余裕なお顔でした。

今、私も垢すり最低2回はいきます。


なつかしい思い出。その時は驚きましたが、時間がたつと同じ事やってます。良いのか、悪いのか、慣れてしまいました。


私は同居してませんでしたから、関係が密ではなかったと思います。

でも、時々思い出し会いたくなります。


義母でもそうなのだから、日本の母のときはどうなるのだろうと思います。

コロナで会いたくても会えないんだけどさ。

テレビ電話で会うしかないですね。






  







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?