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今からできる自信の作り方

私は自信がない。気づいたときには、もう自信のない自分だった。

時々、達成感を得て、自信をもった瞬間はあった。小学校の発表会も、中学校の英語のスピーチコンテストも、高校の部活も、どれも私なりに頑張って何かを得た経験となってる。

それでも「自信のない自分」は付いて回り、先生や先輩に「自信をもって」と励まされてきた。「言われてできたら苦労しない」といつも思ってた。自信をもて、と言われたら自信がもてるわけではない。

「できる自分」は確かにいるのに、そこに「自信」はいない。


結論から言うと、自信をもつためには継続すること、行動を目に見える形に残すこと、それだけ。

家事でも、習い事でも、仕事でも、一つのことを継続することは、時間が必要。時間を割いたという事実が自信になる。

そして、人間は目に見えないものには不安を感じるし、目に見えるものを信じやすい。だから、「やり続けた」という事実を残す。1日1回と決めたなら、その記録を残し見返せるようにすると、自分の経験を信頼できる。

1日では自信にならないが、1ヶ月続けたら自信になる。だから、自分を裏切らず継続することこそが自信になる。「自分を信じる」で「自信」。つまり、自分を信じられるようになる。


その方法を知るまで、私は長い時間がかかった。学生時代に知っていれば、もう少し違う自分になれたのではないか、と後悔する部分もある。でも、自信をもつ方法を知ることができたのは、最近の出来事。

大人になると次第に「なぜ、自信がもてないのか」と考えるようになった。「自信のなさ」はどこか来てるのか、自分と向き合うようになっていた。

20代後半に出会った人たちに刺激を受け、新しいことに挑戦した。そこから少しずつ気づいたのは、「できる」ことは「当たり前」なこと、と考えていた自分。自分で自分のハードルを上げていた。自分で首を絞めていた。その事実。

「どうせ自分なんて」と卑下してしまう。「自信をもって」と励まされてばかりいる。「自信をもとう!」と決意したけど全然前向きになれない。

それもそのはず。今までやってきたことは「当たり前なこと」で「特別なこと」ではない。当たり前のことをやっているだけだから、他人に自慢することもなければ、自分でも褒めてあげていなかった。

誰でもできることは、できてもすごくないんですか?
橋部 敦子脚本「僕らは奇跡でできている」フジテレビ

見ていたドラマ「僕らは奇跡できている」で主人公、相河一輝(高橋一生)が水本育実(榮倉奈々)の「すごいところ100個」を挙げるシーンがある。

「時間を守ります。歯の治療します。歯を綺麗にします。クリニックの院長です。子供達に歯の勉強会をします。リスの橋を作るのを育ってくれます。作業が丁寧です。歩くのが早いです。餃子の形を揃えられます。よく食べます。箸を上手に使えます。会った時こんにちはって言ってくれます」

相河が次々と挙げていくと水本が次のように言う。

それって誰でもできることじゃないですか

それに対して言った。

誰でもできることは、できてもすごくないんですか?

まるで自分に言われたようだった。私は号泣したのを覚えている。


自信のない自分とは、自分を信じてあげられていない自分のこと。そのままの自分を受け入れてあげよう思った。

それも、なかなか難しいけれど。自分のすごいところを100個書き出したら良い。

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