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大学院生が学生生活を振り返る

先日,Twitterのアンケート機能を使って,noteに投稿する記事についてフォロワさんに聞いてみました。一応ノンセクアカウントなので,「セクシャリティ関連の話」に興味を持ってくださってるんじゃないかな~と思っていたのですが,その話と同じくらい票が集まったのが「大学や大学院での研究などのお話」でした。ほかに「旅行の話」「人間関係の話」にも票がありました。回答してくださった方,ありがとうございました!
さて,今日は2/28,いよいよ明日からは3月です。僕は3月末に大学院(修士)を修了予定です~!せっかくの機会ですので,今回は大学~大学院の学生生活を振り返ってみようと思います。ぜひお付き合いくださると嬉しいです~🏫

大学(教育学部)

1.教育

学部では教育学部に通っていました。そこでは,中高理科の免許を取得するために3年で実習に行ったのですが…指導教員がモラハラパワハラセクハラのオンパレードという最悪なハズレ年でした。幸いその学校の校長先生と知り合いだったこともあり,助けてもらって無事(?)実習を終えることができました。しかし,ヤバい教員は他にもいたようで友達はぬいぐるみに盗聴器を仕掛けられていたり,下宿先(実習は長期間なのでウィークリーマンションを借りる人も多いよ)に夜中訪ねてこられたり,という事件性の高い案件もありました。一応新聞にも載ってたので公開された情報です。
すみません,忘れられない学生生活の思い出がこんな最悪なもので😅
理科の免許を取るためにいろんな実験を教師の視点から学べたのは新しい体験でとても勉強になりました!

2.研究

僕の大学は,国立のくせに学長がポンコツだったせいで,研究にあまり力を入れてない大学でした。(大学って研究機関では!?)
大学に来たからにはちゃんと研究したい。そこで,卒論を他の人よりも早めに始めたいと研究室のボスにお願いしたところ,僕がしたいことを全部させてくれました。恩師のおかげで,植物生理学の楽しさに目覚めることになり,みんなが就活に励む中…僕はひたすら顕微鏡を覗き込んでは先生とディスカッションをする日々でした。卒論と同時進行で先生からこんな提案がありました。
「矢代くん。もし興味があるなら,
もっとちゃんとしたところで研究するべきだ。」
院進なんて考えたことがなかったので,もっと設備が整った場所で,専門家がたくさんいて,研究に没頭できる場所があるということを知ったとき,衝撃を受けました(笑)
そのような経緯で,そこから少し院試の勉強を始めました。

3.アルバイトや部活動

学部のときは「どんだけ講義聞いても学費は変わらないってマ?」と大学のシステムにめっちゃ感動していたので1-3年までほぼフルコマで教養とか取りまくってました。なので,まとまった時間で効率的にアルバイトをしたい…。ということで,結婚披露宴などでの料理を配膳するバイトを長期休暇や土日にやっていました。婚礼以外にもホテルでの宴会全般で仕事があったので,冠婚葬祭マナーだったり一般常識(?)はそこで身につけられたように感じます。
そしてもうひとつは,部活動!中学からやってる吹奏楽を大学でも継続していました。講義で忙しくしていたので練習にはほとんど参加できなかったけど,本番だけステージに乗せてもらったりしてました♪

趣味のカメラも,大学時代にたくさん楽しみました。

大学院(バイオ系,植物)

1.研究

大学院での思い出,それは研究!!!
学部の時にはなかった高性能な機材や,知らない手法を多くの先生方や先輩方から学びました。高校の生物の教科書で読んだやつだ!!!本当にできるのか!!!みたいな毎日でとても楽しかったです(笑)
できることが増えていくのもいい刺激でしたが,もうひとつ,他の人がやってる研究をその本人から聞くという経験も僕には新鮮でした。そんな研究をやってる人もいるのか!!とワクワクするようなことがたくさんでした。研究が好きな人が集まってるから,みんな自分の研究を楽しそうに話してくれるんだよな~~最高にいい環境だった!!

2.就活

僕は誰かにこびへつらう()のが圧倒的に無理だったのと,女子はスカートスーツ!パンプス!化粧はナチュラルだけど必須!みたいなのが本当に生きづらかったので,試験の点数で決まるスタイルの仕事を選びました(面接もありましたけどね)。
倍率はそこそこ高くて現役では難しく,受かるまでは3年計画とかよく言われていたので,就職浪人も覚悟の上で頑張りました。が!無事内定を頂けたので頑張ってよかったな~と思いました。今就活されてる方もいるかと思うので,僕が思うポイントを2点書きますね…。

①大学生活>就活
就活ってやっぱり争奪戦みたいなところがあるので,みんな真剣に頑張ってると思うんですが,大学生ならではの強みってやっぱり研究だと思ってます。研究って,結果を出すために何度も実験を重ねたり,それを論文として理論的にまとめたり,いろんなスキルが必要です。これらは,どんな仕事においても,地道に最後までやり遂げる力,人に伝える力,プレゼン力,いろいろな場面で生かせる強みになります。だからこそ今の時期にしかできないことを大切にしたほうが結果的に成功すると思ってます。
②うまく人に頼ること
受験や就活は個人戦か団体戦か。どう考えても個人戦です。ですが,その戦いに参加しない人もいる訳です。先生や先輩,他社を受ける同期,たくさんいます。彼らにはそれぞれの魅力やスキルがあるように,あなたにもある!でも自分で気づけないことのほうが多いので,ぜひ周りの人をうまく利用してくださいね。そして,戦いにおいて,情報は知識よりも貴重なときがあります。情報はあればあるほど強いですので,ぜひ周りの人を巻き込んで自分に有利な環境を作って万全の状態で挑んでください!

まあもしよかったら参考にされてください~。いつでもDMとかで相談に乗りますので詳しいところとかはぜひ聞いてくださいね~🌟

3.アルバイト

院生ってまじで時間ないですよね。なので近場でできて効率的に単発でできるものが最適です。ありがたいことに,僕は大学が学費を全額免除してくださったので,そこまでバイト必須な生活ではなかったのですが,「学生時代にアルバイトをする」という経験も今しかできないことなので,いろいろしてみました。
具体的には,学内の募集(学会スタッフとかTAとか),学内の医学系の治験バイト,教授が主催する子供向けの科学イベントの運営など…。面白いことが好きなのでいろいろ体験できたのは楽しかったです。そして!!!何より大学が雇用してくれるので時給もいいし,15分単位でちゃんと給料を支払ってくれる✨(当然の義務やけどね)
採血されたりMRI取られたりIQテストしたり,様々なオモロ体験をしました。

学内バイトで行った塩釜。いろんなところに行けたのもよかった。

本当にいい大学院でした。特に僕が所属している研究科は,研究科長が直々にプライベートな相談に乗ってくれたり,他にも多くの先生が親身になってくれたりと,全体で研究生活をサポートしてくれる環境でした。
ここの院生になれてマジでよかった。
先生方,ありがとうございました。そして,ここの院を進めてくれた学部時代の先生にも感謝を伝えたいです。帰省したら会いに行きます!

さて。そんな生活もあと1か月しかないと思うと,寂しくなりますが,ここで学んだことを4月からの新社会人生活に生かして社会に還元していこうと思います。フォロワさんの中にも4月から生活スタイルが変わる方もいるんじゃないでしょうか?不安もあるとは思いますが,一緒に頑張りましょうね✨
ここまで読んでくださりありがとうございました。

矢代

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