診断されないまま社会人になってしまったADHD(発達障害)の傾向がある大人の生き方 ~【不注意】とはどんな特性なのか~その6
【不注意】の特性は【視野が広い】と言い換えることができます。
そもそも、【不注意】という特性の名称の名付け方が私はイケていないと考えております。
不注意という単語を広辞苑で調べてみると…
注意が足りないこと。
これは特性を正しく表していないと考えています。
個人的な所感ですが、【不注意】ではなく「様々な方向へ興味関心が向く」故に【視野が広い】のほうが
特性をうまく表しているな、と感じています。
なので、一つ一つ作業を終わらせてから次に進めばいいものの
あれもしなきゃ、これもしなきゃで「様々な方向へ興味関心が向く」がゆえに、
中途半端に時間が進んでしまい、本来やりたかったことの
半分もできなかった…なんて経験は、皆様にもあるのではないでしょうか。
これ、後から思い返すと悔しかったり情けない気持ちになったりするのですが
その時間を過ごしている最中はそれぞれに気が散っているので
サボっているわけではないんですよね。
【不注意】じゃないんです。「様々な方向へ興味関心が向く」が故に、
すべての作業に着手してしまい、中途半端になってしまう。
そしてできなかったことに対する反省は必要だと思うのですが、
罪悪感によるマイナス感情から作業が進まないのは大変もったいないと思うのです。
マルチタスクが苦手、と言われる所以ですね。
ただ、私はマルチタスクが得意だと勘違いしておりました。
それはなぜか?
興味を持った事象であれば併用しながらすすめることも苦じゃなかったこと。
当時どうしても認められたい憧れのビジネスマンがいて、その人に認められるためには
このくらいのタスクはやれてなきゃおかしい、と本気で思い込んでました。
「だめ」のレッテルではなく「当たり前」のレッテルを自分に課していけば割とできてしまう時もある。
なぜなら【衝動性】の特性によって、他の人を超えるスピードでこなしてしまうこともあるから。
【衝動性】に関しては、別の章で記載しますね。
まとめます。
【不注意】=「様々な方向へ興味関心が向く」
それは、「視野が広い」ので、物事の本質だったり状況把握が優位なのがADHDの本当の特性だと私は考えております。
次は【多動性】に関して説明をします。
その1はこちら→https://note.mu/katutomo/n/n853a4871caf8
その2はこちら→https://note.mu/katutomo/n/n65517ece7c84
その3はこちら→https://note.mu/katutomo/n/n083809dfd340
その4はこちら→https://note.mu/katutomo/n/n570b190050cc
その5はこちら→https://note.mu/katutomo/n/ncf5530d9fc2f
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