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会社でパズルゲームを作りました
もはや
何が FIRE なのか。
はじめに
三度やってきました。CAMPFIREアドベントカレンダー。
そしてなぜか作ってしまうブラウザゲーム!
という事で。今年はパズルゲームです。
今回も技術的な知見はあちらの Qiita。
余談、思い出語りはこちらの note。という形。
余談
ちなみに去年と一昨年はこちら。
あと今年実装した印象深いLP。
アニメーションは難しくて、楽しい。
やりたかったこと
実は、元々の予定はメルヘンなアドベンチャーゲームでした。
が。
色々あってギブアップ。
代わりに小さなパズルゲームにしよう。
折角なので新しい CAMPFIRE ロゴに絡めよう。
つなげるゲームだとコンセプト的に座りがよさそう。
一筆書きはどうだろうか。
という方向転換に。確か 7 月か 8 月辺りのお話。
思えば、そこだけはスムーズな時期でした……。
要件
ちなみにゲームを考えるにあたって設けた条件がこちら。
一応ゲームしない人向けなので単純ルールであること。
モノクロ予定なのでブロック?の種類は1種ないし2種。
問題を解くパズルとスコアを競うモードのどちらも実現できる。
出来たもの
![](https://assets.st-note.com/img/1671302912309-z17Khvn2aS.png?width=800)
そして。紆余曲折あり、出来上がったのがこちら。
コマを動かして消すパズルゲーム。
想いと想いをつなげる。一応そんなイメージもあります。
パズル問題
パズルなので、個別の問題を用意しました。
難しいものはありません。
私が難しいパズルを解けません。
それよりパズルの問題作りが難しい。本当に難しい。
パズルを解くよりも。ルールを考えるよりも。
もしかすると問題作りが一番パズルなのかもしれません。
スコアトライアル
今回のランキング要素。略してスコトラ。
実際に作ったら驚くほど面白くなくて軌道修正に苦労しました。
実は当初、パズル問題はスコトラの前哨戦でした。
稼ぎや打開のテクニックを学ぶチュートリアル的な位置付けで。
しかし、稼ぐゲームは雑に勢いでプレイできる方が楽しい!
と気付いてパズル問題とはかなり差別化されました。
ちなみにスコトラでは斜めにも移動が出来ます。
むしろ当初は全て斜め移動アリを前提に作られていました。
しかしパズル的にはどう足掻いても収集がつかなくなり、一度封印。
とはいえ勿体ないのでスコトラでのみ改めて解禁されました。
テーマ変更
![](https://assets.st-note.com/img/1671302595613-8GrUd8zIr7.png?width=800)
オマケとして実装された、配色の切り替え機能。
元々はアドベンチャーゲームに欲しくて作ったものでした。
なのでそれを諦めた時点でお蔵入りだったのですが。
ふと思い浮かんだのがロゴを絡めたテーマ機能。
正直、ロゴの扱いを持て余していたし。
昔のロゴを含めるのもオマケとして程よい感じ。
TIPS
![](https://assets.st-note.com/img/1671302354382-xktYbA9vwc.png?width=800)
TIPS がそれっぽいチュートリアルとして表示されるようになりました。
とてもそれっぽい!
合わせてリンクなどゲーム情報も TIPS のひとつとして収録。
ランキング
![](https://assets.st-note.com/img/1671302070888-wH0K4lf8gI.png?width=800)
SNS シェアやミュートに次いで、ゲーム情報もゲーム内に移行。
その流れで、ついにランキングもゲーム内に入りました!
これでページ上に HTML テキストなコンテンツはゼロ。
スマホ時、ゲームが邪魔でページスクロールできない問題も解決!
ゲーム以外に何もない!スクロールもない!
音周り
音周りについて言えるのは、とにかく OtoLogic の素晴らしさ。
GB風というピンポイントな、しかも質が高く幅広い BGM や SE の数々。
この素晴らしき素材配布サイトの存在が、今回の全てです。
とはいえ音の調整は変わらず難しい。
頻繁に鳴る音はクセを弱くしたくて、でも埋没はさせたくなくて。
同時に鳴る音の音量や音色のバランスには、本当に振り回されて。
諦めたもの
色々盛り込みましたが、もちろん出来なかった事もあります。
同時移動
コマの移動中に矢印を引いて、同時に他のコマを移動させる。
実現は簡単ですが、一部の状況が悩ましくて諦めました。
主に移動中のコマと、ちょうど何かのアクションが重なるとか。
ちなみに矢印を引くこと自体は、コマの移動中でも出来ます。
そして移動をし終えた後で、改めて反映されます。
要するに先行入力ですね。
リプレイURLのOGP
SNS シェアされるリプレイの URL。
この時表示される OGP をそれぞれのスコア表示にしたい!
いつかは。きっと。
多言語化
ユーザー環境を見て、表示言語を切り替える。
Webではありふれた実装を、実は用意だけしていました。
ただ。ただ。英語が書けない。以上です。
その内、しれっと機械翻訳したものを入れるかもしれません。
いっそ機械翻訳に対応させてもいいですね。
フルスクリーン
完全にド忘れしてました。フルスクリーンボタン。
この記事を書き始めてから気付いても後の祭り。
とはいえ、ページ内に余計なものも無いですからね今回。
それで。まあ。なんとか。
その他ボツ
![](https://assets.st-note.com/img/1671367656131-N1cHJHvL9n.png)
コマには、黒パネル用の黒いコマも用意していました。
が。なんとなくキモいなー。というだけの理由で消えました。
そうでなくとも三角は出番が少なかったですね。
本当はもっと出せると思っていたんですが。
問題作りに難儀して、狭いフィールドばかりになってしまい……。
![](https://assets.st-note.com/img/1671367575486-xs5rCxMR0y.png)
見た目のコンセプトが決まらず、和風も良いなと考えていた頃の案。
花火っぽい背景やエフェクトも合わせれば結構いける気もするんですが。
ゴチャゴチャしすぎたのでやめました。
ちなみにコンセプトは、結局何も決まらないまま今に至ります。
参考元いろいろ
今回も制作にあたって参考元が色々と。
特にアイディア出しでは大量の藁に縋りついていました。
パネルを裏返すゲーム
パネルを裏返すと、その上に置かれたものが動く。
最初はそんなゲームを考えていました。
裏返りアニメが全方向分あるのは、方向に意味があった頃の名残です。
どうすれば裏返りギミックを活かせるのか。活かせませんでしたが。
参考になりそうなタイトルを探したりもしました。色々ありますね。
ぺったんピュー。キャンパスクロッキー。パタリック。クインティ。コテDEメクール。バトルスポーツめく~る。etc。
二角取り・上海・カラータイルなど
![](https://assets.st-note.com/img/1671299795095-ZMhvYPQI4v.png?width=800)
一定のルールで同じコマを消していく定番パズル。
つながりのパズルとして、一筆書きとは別路線の候補でした。
黙々と遊んでしまう面白さ。
創作するより素直にこれを作った方が遊んで貰えるのも確か。
直感ヒトフデ
![](https://assets.st-note.com/img/1671299526380-vfuo3xerza.png?width=800)
一筆書きで白黒を反転して、それぞれ列の色を揃えるパズル。
ニンテンドーDSのロンチタイトルで、GBA版もあります。
とにかく一筆書きで最初に思い浮かんだ参考元がこれでした。
ぷよぷよ!!クエスト
![](https://assets.st-note.com/img/1671299337829-GCv1jr4rNX.png?width=800)
ご存知ぷよぷよのRPGアプリ。アーケード展開もしていました。
任意のぷよを消すという大胆なアレンジが素敵です。
なぞるとブロックの有無が切り替わり、横一列が揃うと消える。
そんな直感ヒトフデとぷよクエと足したテトリスが初期案でした。
二角取りを選ばなかったのも、落ちものパズルが作りたかったから。
Cosmic Express
![](https://assets.st-note.com/img/1671299117305-hgciQkEH7p.png)
線路を敷いて、宇宙人をそれぞれの家に送り届けるパズル。
Steam を筆頭に Switch やスマホでも配信中。
一筆書きは、一味加えても結局一筆書き。という印象があります。
試みは数多くあれど、しかし中々新しい味わいに出会えない。
それが「運ぶ」という要素でついにひっくり返された。そんな気持ち。
おかげさまで見事に呪われました。
ルールが決まらず作り始めが遅れたのも。
ゲーム部分以外を作りながら考える羽目になったのも。
11月が終わろうと、まだ悩んでいたのも。
全部「運ぶ」ありきでしかモノを考えなくなったから。
長い矢印で複数のコマをつないでいる状態、座席が1つの列車で順々にコマを運んでいるように思えませんか?思えませんか。そう見せるためロゴに運ばせる案もありました。矢印を引くと突然ロゴが現れる、もしくはコマとは別にロゴがいて。コマが他のコマを担いで運ぶ案もありました。
ハコズラシ
![](https://assets.st-note.com/img/1671298657497-HkirJ7WJQs.png?width=800)
操作キャラとは別に、ステージ上のブロックも操作するパズル。
これ単体というより、作者のフォーマットにかなり影響を受けました。
よくある形とも言えますが、更にこざっぱりと洗練されている印象。
質といい量といい、どうしてこれを無料で作り続けられるのか。
そう思える大いなるクリエイターが世の中には数多くおられます。
CAMPFIREサービス
今回 CAMPFIRE の各種ロゴやカラーを使わせて頂きました。
サービスでないもの、今は無いものも多々あります。
特に許諾を得ている訳ではないので、しれっと減るかもしれません。
ともあれ計 22 種類。
ロゴが無かったり、扱いに悩んで諦めたモノもそこそこあります。
おわりに
小さいパズルを作りました。
小さいですが、去年よりも力尽きた気がします。
元々のアドベンチャーゲームの想定がこの十倍以上の規模だった事を思うと、ちょっと冷静になれと言いたくなりますね。
来年やります。ちょっと冷静になれ。
そして再来年は方向を変えます。鬼が笑うどころじゃない。
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