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僕の根底を流れる広告業界と接してきて。

長い間、広告業界と外側から接してきた。
クリエイターと呼ばれる人にたくさん会ってきた。

一行で世の中に残る言葉を残してきたコピーライター。
たった数カットで人の心を動かしてきたフォトグラファー。
若者たちの象徴的な存在となるロゴを作り出したデザイナー。
そうした業界のトップを走るプロたちを集められる
プロダクションや広告代理店。

完璧な仕事。隙のない作品。揺るぎない自信。
そんな人たちとも仕事ができた。

クリエイティブスキルもセンスもない僕にとっては、
十分すぎるほど、広告業界の魅力に触れることができた。

今の所属先で広報マンとしてやらしてきてもらったお陰。
そして、たぶん、教育業界に身を置きながら広告業界に触れて
こられたことが今の僕にとっては一番よかったんだと本気で
感謝している。

世の中をクリエイティブな視点で捉える感覚。
社会課題をクリエイティブな発想で伝える意識。

それらは、今の僕が僕であるために根底に流れる大切なものに
なっている気がする。

僕が好きなクリエイター。僕が目指す広報マン。

自分には何もない僕にとっては恵まれた広報マン人生。
自分で言うのも何だけど結構、目が肥えたと思う。

完璧な仕事。隙のない作品。揺るぎない自信。

僕が好きなクリエイターはそこではなくなっていた。

と言うより、そこではなかった。

世の中には名も知られていない。
有名な企業の作品も担当していない。
もちろん賞と呼ばれるものもあまり獲っていない。

でも作品は違う気がする。

少なくとも僕にとっては。

滲み出るもの。

悩み、考え抜いて作られたもの。

時間的制約の中、限りある体力と精神力で作られたもの。

ある意味、完璧ではないもの。

恐らく一人では辿り着けなかったもの。

みんなで苦労して作り出したもの。

そんなことが感じられる作品が好きだった。

制作現場を共にしすぎた面もあるかもしれない。

何度もやり直す姿。

疲れて仮眠をとっている姿。

我慢できずに泣いたり、言い合ったり、

人の感情がストレートに出てしまった姿。

でも、制作に向き合う真剣で実直で貪欲な姿。


そんな人たちを見ていると応援したくなった。

「世の中に響く作品をみんなで届けよう!」

そんな気持ちになってくる。

そう、僕は一生懸命な人を応援したい。

そんな不器用な人たちの作品を世の中の人にも
知ってもらいたい。

そして、同じように不器用さが理由で
光があたっていない人たちに光をあてたい。

それが僕が目指す広報マンとしての結論だった。

ブランディングの可能性を信じる。

広告制作現場から少し距離を置いて約5年。
ブランディングに出会った。

元々はパーソナルブランディング。

そう、自分自身を見つめるため。
自分自身が何者かを見つけるため。

今はブランディングに惹かれている。

僕がいたい場所。

そんなところに導いてくれる気がしている。

みんなで創る。心を創る。世の中を創る。

そんなイメージ。


想いがつのる。言葉に書く。

さらに想いがつのる。行動に移す。

でも想いだけが先行して中身がないことに気づく。

中身を築く。今から築く。

でも今は一人。これから築く。

必要と思われることは片っ端から始める。

50代からの挑戦。

普通に考えれば無謀。

それもわかっているつもりでいる。

でもやると決めた自分がいる。

自分自身のために。

クリエイターは素晴らしい。

今、僕はクリエイティブスキルを学び始めた。

今まではクリエイターたちが僕の想いをさらに素敵なものに
表現してくれた。

でも今はいない。

想いだけでは世の中はもちろん、周囲の人にも伝えられない。

少しでも伝えたい。共感されるものを届けたい。

みんなと一緒にそんなことがしたい。

それが学び始めた理由。


レベル1から学ぶ。初めてソフトを触った1年生の授業のようだ。

機能の一つ一つを覚えている。

クリエイターの気持ちに近づくには機能を駆使して表現できるように
なってから。

いつになるかわからない。

表現できるようになる頃にはさらに歳を重ねている。

元々のベースや実績もない僕。

いい歳してクリエイターはありえない。

そんな気持ちも根底にはある。

でも、振り返れない。振り返らない。

ずっとモヤモヤしていた気持ち。

それを超えるため。

そして何が何でもたどり着きたいところがあるため。

初めて僕は心と会話し、獲得したいもののために
学んでいる。

自分のために学ぶ。

楽しい、充実している、なんて余裕はない。

でも進む道は一本。

そこだけ、迷いはない。


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