見出し画像

ありがとうございました 杉山愛莉 個展 『 祈り 見えないかたち 』

2024.1.28 sun - 2.11 sun 会期終了致しました。
お越しくださった皆様、ありがとうございました。

杉山さんの作品と初めて出会ったのは、2018年の ※五美大展(国立新美術館)
41匹の白猫たちの大名行列ならぬ大猫行列は7mの大作。
とてもインパクトあり、一匹一匹の表情の豊かさ、可愛らしさとユーモアは当時SNSで話題になりました。
今回、その時からのファンという方がたくさんいらっしゃって
「SNSでしか作品を見たことがなかったので実物を見ることができて嬉しい。やはり画像と実物は違いますね」と、時間をかけてじっと作品に見入っている方が多くいらっしゃいました。
あの展示から6年が過ぎているのに、みなさんの心の中にはあの時の作品がしっかりと印象に残っている…すごい事だと思いました。

立体作品の素材は、紙、粘土、金網など

今回、可愛らしい動物たちの作品にメロメロになった方も多々…
ギャラリーの方から叫び声(?)が聞こえたり…
夢中でいろんな角度から写真撮影をされる方…
作品と対面している時の、みなさんの笑顔が印象的でした。

杉山さんのインタビューでのお言葉にあった
「 目には見えない「祈り」という力やイメージを、作品を通して感じていただけたらと思います。
ご来場くださった方々が、来場前よりも前向きな気持ちになっていただけたら幸いです。」


小さな小さな手で、ねずみがクローバーを差し出す作品 タイトル
『あなたに幸運 (しあわせ) がおとずれますように』

細かい技術がすばらしい

今年はお正月から大きな地震や事故。世界では戦争や紛争。
人々を悲しませている多くの事がら…

映画 ヴィム ヴェンダース監督の『ベルリン天使の詩』
目に見えない天使がそっと寄り添うと、絶望や悲しんでいる心の中に小さな光を見つけて人々は前向きな気持ちになっていく…
時としてアートもそういうものかも…と思うことがあります。

作品を誰のために作るのか…それは作家さんによって様々だと思いますが、今回の作品たちからは他者を想う気持ちが多く伝わってくるように思いました。
見た方々の幸せを祈り、そっと寄り添う…ひとつひとつの作品
あなたが幸せになりますように。笑顔になってくれますように。
見た方々も、その想いを大事に受けとられていたのではないかと思います。

杉山愛莉 Instagram : sugi_neko_1222


※ 五美大展
女子美術大学・東京造形大学・日本大学芸術学部・武蔵野美術大学・多摩美術大学
合同の卒業制作展
毎年六本木の国立新美術館で開催。いろんな作品が見られると、毎年楽しみにしてるファンも多いそう。
今年は、2月23日(金・祝)から3月3日(日)まで 無料

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?