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ササニシキ。
ああササニシキ。ササニシキ。

餅田さんは若いからご存じないかもだが、1970年代後半から20年間ぐらいは、最も有名な銘柄米と言えば何といってもササニシキだった。

それがいつの間にコシヒカリに取って代わられたのだろう。
そう。平成初期頃まで、主人公はあくまでササニシキであり、コシヒカリは脇役だったのに。

一説によると、消費者の好みが変わって、さっぱり味のササニシキは売れなくなってきた。
代わって甘味の強いコシヒカリが台頭してきた、という。
でもみんなそんなにコメの味って、わかって食べてる?
古今東西、主食が主食たり得るのは「味がないから」ではないか。
パンだってそうだ。食事の時に食べるのは菓子パンみたいのではいけない。
毎食出てくるもの、大抵のおかずに合わせることができるものは、そんなに強く味を感じるものではいけない。

自分の味覚だけを頼りに両者を比べても、違いがはっきりとわかるかどうか自信がない。
ご飯というのは炊き方によっても結構変わるし。
どっちかというと宣伝効果、価格、入手しやすさ(どこの店でも売ってる、とか)に左右されるのではないか。

90年代初頭、売れなくなってきたササニシキは、巻き返しを図るべく改良種? の「PaPaササニシキ」を発売した。
確か、パッケージの米袋には、パイプをくわえた男性(パパさん?)の絵が描かれていたと思う。
缶コーヒーのBOSSとかもそうだが、パイプで煙草を吸う人は日本人には非常に少ないのに、なんでかな。
でもPaPaササニシキは、すぐに見かけなくなった。
この頃入れ違いにひとめぼれとかが出てきていたかと思う。確か。

ササニシキがもてはやされる前は、日本晴という品種が多く作られていたらしい。
恐らく今も作られているはずだが、食べたことはもちろん、見たこともない。あまり出回っていないのでは。
米にも流行があるってことですかね。

………っと。

ここまで書いてきて、またSEO云々が、あーあ(溜息)。
曰く、タイトルは内容を的確に表すものでなくてはならない、とか、
タイトルと内容が関係ないのはよくない、とか、うっせーわ。

そりゃ検索エンジンにはわからんだろうよ。
しかしわかっているある種の人間には、このタイトルはわかりやすすぎてむしろ陳腐なぐらいだ。
タイトル含めて、読むのは人間なんだから、いい加減検索エンジンに媚びたタイトルつけんのはやめよーぜ。
と、いつも一人で言ってる。

〆の一曲は、やはりこれでしょう。
吉川団十郎『ああ宮城県』


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