<第15話>迷走
マンガ:つのだふむ
解説:西澤明洋
ロールモデル探しのコツ
ふむ君はギャグ漫画の王様、赤塚不二夫さんをロールモデルにマンガ家のブランディング研究をしているようですが、みなさんにはロールモデル探しのコツを先にお伝えしておきます。
ロールモデルは仕事の方法や働き方の研究なので、なるべくたくさんのケースを見たほうがいいです。
個人の方でしたら、職場の同僚や尊敬する先輩、その業界の有名人や超一流の方など。会社の場合だったら、身近なライバル会社から業界を代表する企業、世界的に有名な企業まで。
たくさんみることで、仕事の方法や働き方のイメージはどんどん具体的に固まっていきます。
このときのコツですが、数も大事ですがなるべく幅広く見ていくことが重要です。
例えば僕は学生時代、幸運にもたくさんのOB・OGと触れ合う機会がありました。有名企業でデザイナーとして活躍している方も多くいましたし、若くして雑誌などメディアにバンバン取り上げられている、いわいる“売れっ子”デザイナーの先輩もいました。
先輩が特集されている雑誌を読み、また実際に話を聞くことは「いつかはこんな風に仕事がしたいな」と自分のモチベーションを高めてくれる良い機会でした。
こうした憧れの先輩や有名人、有名企業は実にわかりやすいロールモデルです。すでに成功しているという実績があるがゆえに、仕事の方法にも説得力があり、真似したくなります。
ロールモデル探しは「上から下まで」「遠くから近くまで」
一方で「正直なところ学生の自分の方でも、もうちょっとうまくできるんじゃないか」と思ってしまうようなちょっと“ずっこけた”先輩もいました。
でもそういう先輩もコンスタントに仕事をし、奥さんと子供もいて、会うときはいつもご飯をごちそうしてくれる。
まったく失礼な話ですが「ずっこけているように見ても、ちゃんと独立してやっている」先輩の仕事術は、働き方としてはとても身近で具体的な参考となりました。
これなら自分でも将来やっていけそうだと、仕事のスタートのイメージが湧いてきました。
このようにロールモデルは、何も有名人や業界の超一流だけが参考になるとは限りません。
探し方の基本は「上から下まで」、そして「遠くから近くまで」。いろいろなタイプのロールモデルを幅広くリサーチすることをお勧めします。
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