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<第18話>共創

マンガ:つのだふむ
解説:西澤明洋

マンガ家つのだふむによる熱血ブランディング・ドキュメンタリーブランディングマン。【期間限定・全話無料公開中!】


マンガ業界とコルク

いよいよ、ふむ君とコルクの編集チームのワークショップが始まりました。これからふむ君のブランディングをみんなで考えていきますが、ふむ君はフリーのマンガ家ではありません。コルク所属のマンガ家です。
実はこのような働き方はマンガ家としては珍しいので、まずはみなさんにマンガ業界とコルクの解説をしておきます。
 
日本のマンガ業界はマンガ家、読者、出版社の3つから成り立ちます。
マンガを描くのはマンガ家、それを読むのは読者ですが、マンガ家と読者をつなぐ「少年ジャンプ」「少年マガジン」「ちゃお」「りぼん」などのマンガ雑誌があり、これまではこの雑誌を出版する出版社が業界をリードしてきました。
 
マンガ家の働き方は、小説家などと同じく基本は独立したフリーのクリエイターです。出版社との契約により雑誌掲載の原稿料をもらったり、単行本などの印税を主な収入源として生計を立てています。
これまではマンガ家になりたければ、出版社にマンガを持ち込んだり、雑誌の新人賞に応募するなどして連載を勝ち取り、そこからデビューするのが一般的でした。
 
しかし、ネットの普及と共に、今マンガ業界が大きく変化しつつあります。マンガ雑誌という狭き登竜門に依存しなくても、マンガ家自身が誰でも簡単に作品を発表できるSNSや電子書籍などの新しいプラットフォームが増えてきたのです。これによって近年、従来の出版社との関係に縛られない新しいタイプのマンガ家が登場しはじめました。
 
こうした変化の中で、2012年に業界に先駆けてマンガ家の働き方をアップデートするために編集者・佐渡島庸平さんが新しく立ち上げた会社が「コルク」になります。
コルクは出版社ではありません。「物語の力で、一人一人の世界を変える」をミッションにしたクリエイターエージェンシー。
マンガ家をサポートする様々な契約形態があり、現在ふむ君はコルクに所属するインハウスのマンガ家として活動しています。平たくいうとサラリーマンマンガ家です。
 

組織の中でのふむ君の役割

フリーのマンガ家の場合、独立事業者なので1つのマンガを描くにあたって作画やアシスタントの雇用、出版社との契約交渉などは、基本すべて自分一人で行わなければなりません。
 
が、コルクにいるふむ君は、そうしたマンガ家とは働き方が大きく異なります。

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