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<第12話> ライバル

マンガ:つのだふむ
解説:西澤明洋

マンガ家つのだふむによる熱血ブランディング・ドキュメンタリー『ブランディングマン』。【期間限定・全話無料公開中!】



あなたは常に比較されている

 前回、戦略の話をしましたが、企業ならまだしも個人レベルのブランディングでそんなの考える必要があるの?と疑問に思う方は結構多いと思います。ふむ君の同期のマンガ家やじまけんじ君もその一人のようです。
 
では、なぜ戦略が必要なのか?
みなさんの疑問にお答えするために今一度、ブランディングの定義を復習しましょう。
 
「ブランディング=差異化」
 
ブランドをつくり出すには、他とは違う強い差異化要因が必要になります。なぜなら顧客は常に市場の中で商品を比較し選んでいるからです。だから「他とはこのように違う」とはっきりその商品やサービスの強みが認識されないと選ばれません。
 
さらにいうと、本当に強い差異化とは「差異化の持続性の長さ」にポイントがあります。つまり、みなさんの差異化要因(ブランドの強み)が長期的に続く状況がブランディングでは大事になります。
 
例えば僕たちが普段見ているTVのお笑い芸人さんで考えるとわかりやすいですが、一発芸人のように爆発的にヒットするネタだけだと、売れてもすぐに市場から消えてしまいます。
そうではなく他とは違う独特の存在として注目される芸人さんは、継続的に芸を続けられ熾烈な争いのエンタメ業界で生き残り続けています。
これはネタ(コンテンツ)ではなく存在(ポジショニング)として差異化されているのです。
 

コンテンツはキャッチアップされる

 読者のみなさんはおそらく様々な業界で働かれていると思いますが、個人であっても会社であっても何らかのライバル(競合他社)がいると思います。
そのような市場の中で、例えばあなたがとても良いコンテンツをつくり出したとします。そして、それが売れる。
このあと何が起こるかというと、確実に他社のキャッチアプがはじまります。
 
もしあなたのコンテンツが誰にも模倣できないような最強のコンテンツだとしたらキャッチアップを気にしなくても構いません。
が、そのようなことは極めて稀で、必ずなんらか似たような競合商品が出てきますし、顧客はそれでも十分満足してしまいます。1つの強いコンテンツだけではあなたも一発芸人のように市場で忘れ去られてしまう可能性があります。
 


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