見出し画像

桜美し🌸東京国立博物館「応挙館」で茶会

着物👘きたい!のリクエストに、「じゃ茶会行こう!」となりまして、いきなり応挙館。。。

緊張で冷や汗💦凄かった。同席した方々が親切で心から安堵しつつ、久しぶりに緊張しぃ〜なのを思い出した。

そんな茶会での印象的だったことを備忘録として残しておこう。

西館から応挙館への道のり

西館より入り応挙館へ向かう桜圧巻。

庭園の桜は満開 

東京国立博物館の庭園には池を中心に5棟の茶室


https://www.tnm.jp/common/fckeditor/editor/filemanager/connectors/php/transfer.php?file=/Access/uid000318_E5BAADE59C92E3839EE38383E383975F323032312E706466

・春草廬 しゅんそうろ

・転合庵 てんごうあん

・六窓庵 ろくそうあん

・九条館 くじょうかん

そして

応挙館 おうきょかん

応挙館
尾張国(現在の愛知県大治町)の天台宗寺院、明眼院(みょうげんいん)の書院として寛保2年(1742)に建てられ、後に東京品川の益田孝(鈍翁・ 1848~1938)邸内に移築、昭和8年(1933)当館に寄贈され、現在の位置に移されました。室内に描かれている墨画は、天明4年(1784)、円山応挙(まるやまおうきょ、1733~1795)が明眼院に眼病で滞留していた際に揮亳したものであると伝えられています。松竹梅を描いた床張付がのこされています。
墨画は保存上の理由から収蔵庫で保管されていますが、2007年、最新のデジタル画像処理技術と印刷技術を駆使した複製の障壁画が設置され、応挙揮毫当時の絵画空間が応挙館に再現されました。
木造平屋建て、入母屋造、瓦葺き、間口15m、奥行き9m、2室、廻り廊下を巡らしています。
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=121

明眼院での目の回復へのお礼にと円山応挙さんの描いた「墨画」は圧巻で鳥たちや木々の描き方が躍動感あり、ここにこれて良かった。。。と味わう時間。

デジタルによる「複製の障壁画」


現在は最新のデジタル画像処理技術と印刷技術を駆使した複製の障壁画となっておりこれは大日本印刷が担当されたとのこと。

これは茶室として使用するにあたり、実物は保管しておいてもらったほうが超初心者な私としても緊張感が少し和らぐ。
↑着物での所作がいまいちで、立ったり座ったりがスムーズにできず前日叔母からレクチャー受けるも当日までアタフタ。普通にできる叔母から見ればなぜできないのかが不思議だったみたい。

益田鈍翁さんの欲しかったのは?

重文「佐竹本三十六歌仙絵巻」のエピソードを交えながらの濃茶席。

明眼院にあった書院はその後、明治時代に三井財閥の総帥益田孝(鈍翁1848~1938)が買い取り、御殿山(東京都品川区北品川)の邸内に移築し、茶会などに使用しました。大正8年(1919)には、この建物で重文「佐竹本三十六歌仙絵巻」が切り離され、それぞれの歌仙の絵が別々のコレクターの手に渡った出来事で有名
https://www.dnp.co.jp/biz/case/detail/10160916_1641.html


くじで引いたのは、益田鈍翁さんの本当に欲しかったのとは違うもの、それを引いた際に表情が印象的だったと伝えられる。


水指の色?


濃茶席 水指「利休形真塗手桶」 駒沢春斎(七代利斎) 造
これは、漆黒にも見える黒の美しい水指、表千家の場合、赤に蓋が黒の水指もあるとのこと。

川瀬さんの作品

「川瀬忍 作陶50年の間(2019年)」で魅了された川瀬さんの作品も今回、茶席にあり嬉しかった。

濃茶席 建水 青磁 川瀬忍 造
薄茶席 染付 桜川 川瀬竹志 造

川瀬さんご兄弟。川瀬竹志さんは50代の若さで亡くなられたそう「きっとこの茶会も見守ってくれているという気持ち」というお話があり、染付宿る思い出を垣間見た気がした。実際に使われているのを見ることができるのも私には貴重。

濃茶席 青磁三足硯 越窯 三国時代硯屏 和田玉(ほーたんぎょく)
↑三国時代。。。と驚いたり、実際に使用したことあることにまた驚いたり、書院一之間 山本守礼筆 「山水人物図」ともにあることに貴重さを感じたり、さらに和田玉。。。近くのだったので自然とその景色に魅入っていたり。

他には、古唐津と古高取のお話 もう一つ思い出せずメモ


久しぶりの濃茶は「各服だて」、素直に美味しいなぁと思いつつ、この空間にこられて良かったと感じてた。

今回はお弁当をお持ち帰り〜せっかくなので庭園にて〜

三友居

春らしいお弁当に桜を愛でながらのお昼。雨が降りそう天気でハラハラしましたがなんとか持ち堪えて安堵。

銀閣寺道や哲学の道からほど近くにある三友居は、出張懐石の専門店です。
店名は中国の詩人・白居易(はくきょい)が詠んだ詩の一節より命名。琴を奏で、酒を酌み交わし、詩を吟じる。そんな人生を豊かに楽しむ場所でありたいという願いが込められているそうです。
https://www.kyo-ondokoro.kyoto/blog/kyoto-foods-catering/post-64.html

【羹臛】読めなかった。。。 こうかく/「あつもの。吸い物。肉に野菜をまぜた吸い物。」

お茶会は緊張ひとしきりだけど、帰りには「来られてよかった♪」と感じ楽しみなことのひとつに。野点セットあるので家でカジュアルに点ててみようかな?
↑野点セットは誕生日プレゼントでもらったもの。

最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?