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鉄欠乏で青タンができやすくなる

鉄欠乏と青タン

関西弁で、青あざのことを「青タン」といいます。

青タンができやすい人がいます。

注射や、鍼でできるだけでなく、

「あら!ぶつけた覚えもないのに、青くなってる!」

ということがある人、危険です。

慢性的な鉄欠乏のサインで、女性に圧倒的にこういう方が多いのです。男性は、鍼灸や注射で青タンになることがほとんどありません。高齢の場合だけ。

血管が古く、硬くなってるという若さと真逆の現象が、あなたの身に起こっているのです。


美容鍼で青タン

美容鍼で青タンができる人も同様です。

なぜなら、美容用の鍼は極細。

正常な血管は、表面がつるん(ぬるっ)としているので、鍼が近づくと、すり抜けます。

つまり、鍼は血管に刺さらないのが普通なのです。

(注射は、血管を狙って、血管に液を注射するためや、血液を吸い出すために刺すので、またちょっと違います)


なぜ青タン?

鉄は、「コラーゲン」をつくるために必要で、コラーゲンが乏しいと、血管の「壁」をうまく作れなくなるのです。

コラーゲンで出来ているのは、血管壁ばかりじゃありませんよ?

骨、軟骨、じん帯や腱、皮膚もコラーゲンでできているので、青タンができやすい人は、同時に、「全身もろもろ」←もろもろも関西弁で、「ボロボロ」くらいの意味。

ってことです。

つまり、「身体がボロ」「廃屋」みたいになりつつある状態ってことです。

身体が、新築の一戸建てじゃなく、段ボールハウスくらいになりかかっているってことです。補修しなくて、平気ですか?


鉄欠乏と貧血は一緒じゃない

「でも、私、貧血じゃないのに、鉄欠乏なの?」と思われた方もいるでしょうね。

血液検査で、貧血になってなくても、鉄欠乏は、全身の細胞の話、つまりレイヤーが別の話なんです。

血中には鉄は足りてても、全身の各細胞もそれとは別に鉄を必要としていて、鉄がないと、コラーゲンが作れないという関係なのです。

だから、血液検査の貧血の項目・・・ヘモグロビン数だけ見て、「私は大丈夫!」はまちがい。

というか、情報の「見方」を知らないことで起こる、あやまりです。


解決法は?

鉄のサプリとプロテイン、ビタミンCを摂ることです。

鉄は一日に100㎎以上。

プロテイン(ホエイプロテインです)は一日に2回。

ビタミンCは鉄と一緒に、2g…つまり2000㎎摂るようにしてください。

そしてそれを、半年から一年継続すること。

なにせ、青タンができるほど、鉄欠乏になっていると、最初は鉄を摂っても摂っても、全然吸収しません。

徐々に効果を感じ始めるまででも、半年はかかると思った方がいいです。

英語塾に通ってるだけで、英語ができるようにはなりません。

語学習得と同じで、一定レベル以上の努力を、一定期間以上継続することが、身体を治す唯一の方法です。

そこが分かってない人は、ちょっとやって「効果がない」と思ってしまいます。

もったいないです。

正しい方法で、正しい努力を積み上げれば、誰でも健康を得られるのに。



参考資料:「マンガでわかるココロの不調回復食べてうつぬけ」奥平智之 著


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