雑穀ごはんのススメ

雑穀ご飯のススメ

便秘には繊維が良いと言われていますが、皆さん、繊維摂ってますか?
ダイエット、体重コントロール、食べる量はそんなに多くないのに、痩せない、
しかも、おなかが空いて、辛い…そんな苦しさとは無縁のダイエット法があります。

今日は健康で綺麗になる東洋医学的ダイエット法についてお話したいと思います。
私がオススメしたいのは、雑穀ごはんです。


雑穀、皆さん幾つ知っていますか?


アワ、ヒエ、麦、はと麦、キビ、キヌア、アマランサス、くろ米や赤米などの古代米…この世には、色んな雑穀があります。

豊葦原千五百秋瑞穂國(とよあしはらのちいおあきのみずほのくに)

日本書紀に出てくる、日本の昔の呼び方です。
トヨアシハラは豊かな葦原・・・水芭蕉などの植物が生える、湿地、湿原です。
1500年・・・つまり限りなく長い年月栄える
瑞穂…稲だけでなく、アワ、ヒエ、キビ、様々な穀物が自生する豊かな国
日本にはそういう美しい呼び方がありました。

私たちが昔昔、楽しんでいた、様々な穀物を食生活に取り込むだけで、どんな良いことがあるかを三つお話させていただきたいと思います。


1、ダイエット効果

便秘が解消、しかもローカロリーで腹持ち抜群。もう空腹と戦わなくて良いんです!
お米と玄米、さらに雑穀を混ぜてごはんを炊くだけで、単なる主食、単なるカロリーに過ぎなかった白ごはんが、繊維たっぷり、うんこもどっさり、便秘にサヨナラ。

私たちが身体から老廃物を出そうと思ったら、その手段は、うんこ、おしっこ、汗、あと意外なところで呼吸の「吐く息」で出しているんです。

身体から出すって作用、すごく大切です。
肝臓で無毒化し、腎臓や大腸から出すわけですが、肝臓、腎臓・・これ、「肝腎かなめ」の臓器です。
肝臓と心臓で「肝心かなめ」だと思っていた人多くないですか?
それも間違いじゃないんですが、東洋医学的には圧倒的に「肝臓と腎臓」で肝腎かなめ、です。

糖質制限ダイエットが流行っています。
病気の治療法としては正しいのですが、一生ずっと続けるのには問題があると言われています。
それは主食や根菜を摂らないと、便が減るからです。
うんちは、大腸にいる雑菌の死骸で大部分ができていますが、それをからめとって出してくれるのは食物繊維。

その繊維が、肉だけ食べてると足りないんです。
出さなければいけないものが、身体の中に残っている、溜まっているって良い気がしませんよね。
身体の中を風通しよくしておけば、健康ですし、もちろんスリムになってきます。


2つ目、主婦に優しい。

雑穀のメリットは分かっても、料理するのは面倒。
なるべく手抜きしたい!…って思いますよね。

雑穀ごはんはとっても楽チン。
だって味付けを考えなくてもいいんですから!
ごはんを炊くとき、白米と玄米を同量入れ、それに様々な雑穀を加えて炊くだけ。コツとして最後に良いお塩を一つまみ。

ついでにひじきなどの海草も混ぜて炊けば…!
ごはんを食べるだけで、ほとんど全ての栄養素をカバーできてるんです!

もちろん「雑穀ごはんにお味噌汁、梅干しなんて、経済的かもしれないけど、飽きちゃうわ」と心配されるかもしれません。

でも逆に考えてみてください。

雑穀ごはんはものすごく満腹感が高いんです。
美味しいものを沢山食べようとすればお金がかかります。

でも、雑穀ごはんさえあれば!
美味しいものは、おつくりでも、お肉でも、好きなもの一点豪華主義で良いんです!

好きなものを我慢しなくて良いのが、雑穀ご飯、最大のメリットかもしれません。


3つめは、美容と健康に良い

美と健康のためにたんぱく質は欠かせません。
身体を作る材料がたんぱく質です。

主食からは摂れないと思われがちですが、実は雑穀はビタミンミネラル繊維に加え、たんぱく質も含んでいます。

ごはん、パン、肉、魚、野菜、果物、乳製品…
日本には世界中から美味しいものが集まっていますが、どんなものをどんな風に食べたら良いのか…
諸説ある中、食事のバランスを考えるには、歯を見れば良いといわれます。

私たちの歯には、
穀物を食べる臼歯が20本
野菜や果物を食べる門歯が8本
肉魚を食べる犬歯が4本

割合にすると5・2・1

なので、つまり食事は半分以上が、穀物でOK!

ちなみに、今時の野菜には、栄養素としては食物繊維しか期待できません。
糖度は上がったものの、ビタミンやミネラルが1970年代に比べて減っていると言われています。ビタミンとミネラルを摂りたいなら、海藻から摂った方がいい。

だから、雑穀ご飯に色んな海藻類を混ぜて炊くのがお勧め!

ヘルシーな上に節約にもなって、料理が簡単!!


雑穀ごはんに勝る食養生はありません。
色んな雑穀を取り揃えれば、一日30品目も夢じゃない。
豆類を混ぜるのもオススメです。


雑穀ごはんで、あなたも美と健康をゲットしませんか?

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