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治療院の価値は、さっさと治療を卒業することにある。

ウォルト・ディズニーは、健康のことをToolと呼びました。

道具ですね。

健康がない、完全に失われた状態は、ゼロ。死んだ状態です。

0地点からがグラデーションで、
瀕死
重病
難病

病気
病弱
成人病
成人病予備軍

体調不良
慢性痛

などなど色々あって、

0の真逆に、「健康」というタワーがそびえたっています。


私も、地を這う状態を脱して、この「健康」というタワーに上りたい。

そう願っている、ただの人です。

ただし、鍼灸師として、自分だけでなく、人のことも健康にできるよう、健康に達するための秘術を日々模索している、そういう職業にある、という点だけが違います。


幾らかこの秘術の端に触れることができるようになりましたが、とてもとても、奥義にはたどり着けていません。


さて、そうやって日々健康のことばかり考えていると、頭が

「健康か、それ以外か」

と、ローランド様状態になってきます。

人を健康にできる、俺、えらい。俺、すごい。

俺以外、みんな馬鹿状態です。


しかし、健康なんて、ディズニーが言う通り、ただの道具にすぎないのです。

どれほど素晴らしい治療ができようとも、サッサと終わる以上の成功はありません。

大事なことは、サッサと終わることです。


通常、筋肉の損傷が治るまでに半年から1年。
骨の損傷なら、2年かかると言われています。

ようは、治るってことには、細胞分裂以上のスピードでは戻らないという限界があるのです。

しかし、痛み自体はもっと早く治めることができます。

治るにしても、質の良い治りと、中途半端な治りがあります。

中途半端な治りだと古傷になって残ります。

そこをいかにキレイに治すかというところも大事です。


言えばキリがありませんが、いずれにしても、サッサと治す、キレイに治す、これが最高裁善です。

自分の腕におぼれてしまうと、それが分からなくなります。

ディズニーが言う通り、健康はただのツール。

目的は治ることじゃない。
目的は健康になることじゃない。

健康になって何をやるか。
人生をどう使うか。


だから、一日も早く回復してください。

そして、当院に来るのは、せいぜい月1とか2のメンテナンスだけにしてください。

(メンテナンスはそのうち、治療とは別の院を作りますので、そっちに行ってください)

大事なことはサッサと治ること。

これが一番大事。


鍼灸と栄養療法。Wで取り組めば、治療期間が半減します。

これはマジで。

手術するといっていた、腱板断裂が3カ月ですから。

一月下旬に初診で来て、今、その人は仕事も復帰し、ゴルフはコースを楽しんでいます。


短期間で治すには、本人の本気がいります。

治療は私が本気でやるから、あなたは、本気で栄養療法に取り組んでください。

健康は道具です。


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