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雑談が応援になるとき

雑談てどんなイメージがあるでしょうか。中身のない、たわいのない話ってイメージを持っていたり、何もすることがないときにする暇つぶしみたいなイメージを持ってるかもしれないですね。

実は、この雑談が応援に変わる3つの秘訣があります。

雑談を応援に変える3つのポイント

1 相手の興味を知る

1つ目としては、その雑談の中から、相手が関心を持ってることとか、今求めていることをくみ取ることです。

というのは、雑談力がある人って、自分の話ばかりするのではなく、上手に質問をして相手が聞きたい話や興味を持ってることって何かなということを引き出した後に、興味を持つような話題をだしてるんですね。

その中でも、相手にとってちょっと役に立つなとか、相手笑える話で楽しい空気にさせるという話ができる人は、雑談力が高い人だなと思います。

2 場の空気を良くする

2つ目は、その場の空気を良いものに変えることができるということです。

例えば、初対面の人同士が集まっている時は、みんな少なからず緊張してるものです。そこで、たわいもない話なんだけど、みんなが「あるある」と共感できる話題を持ってきたりとか、ちょっと和むようなお話をしてくれたりするのは場に対する応援だと感じます。

3 相手の情報を拾う力

特に感じるのは、営業の時のアイスブレイクとしての雑談は応援に変えることがしやすいということ。

営業に来られると、何かしら売りつけられるんじゃないかという不安を感じてしまうものです。しかし、ちょっと解きほぐすように雑談をしてくれることによって、自分が今思ってることや、雑談の中で何気なく言ったことを覚えててくれて、後日話題に出したり、誕生日を覚えてくれていたりというのはうれしいものです。

自分を一人の人として見てくれてるんだな、存在を認めてくれてるんだなって感じます。雑談の中で相手の情報を拾う力も雑談力です。

印象に残っている雑談とは

今までで印象的な雑談っていうのがいくつかあります。その中でも特に覚えているのは、わらしべ商人の読書術考案者である、川原さんというスーパー経営者のお話です。
資産60億円くらいあり7社154事業を全部黒字転換してるという方ですが、一緒にお話をする時には周りを緊張させないように雑談をしてくださるんです。

すごい派手な話とかとか、自慢話ではなく、気づきや学びがさりげなく含まれている教養豊かな話題を伝えていただいてます。

「当たり前のことを当たり前に継続して、当たり前の基準をちょっとずつ上げていく。」

川原さん語録より

特にこの言葉は印象的でした。

これって雑談に関しても言える原則だと思います。何かすごい話をしようとか、自分のことをよく見せよううんじゃなくて、自分が当たり前に実践していることや、伝えられ体験の中で、皆が知りたいことや、目の前にいる人を応援するために自分が伝えてあげられることって何だろうという視点を常に持っていること。その視点に基づいて雑談のテーマにすることを続けている。その当たり前について、ちょっとずつ基準を上げていくことによって◎◎さんの話って、雑談なんだけどめちゃくちゃ勉強になるよねとか、あそこで聞いた話で人生変わりました、なんて人が出てくるようになれば、ワクワクしちゃいませんか?

人の心を動かし、行動につながるような「応援雑談」を拡げていきたいと思っています。

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