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今後の都道府県の方向性(VOL.7)


1はじめに(VOL.1)

2基本認識(VOL.2)(VOL.3)

3これまでの県の実情(VOL.4)

4市町職員の声(VOL.5)

5今後の都道府県の方向性(VOL.6)



6 おわりに(VOL.7)

(1) 新たな希望

こんなことを思いつつ、”オンライン市役所の庁内放送”を拝聴し、感銘を受けたのが、二人の若手県職員の考えと取組です。
今後の県の方向性が市町との協働にあると再確認した時、新たな希望を感じました。

お一人は、「自分では何もできないので人とつながることが大切。自分の時間と同じぐらい人の時間も大切。誰かの時間をいただくことはその人の命をいただくことという意識で、今やれる精一杯のことをみんなとやろう。」と言われる方でした。

もうお一人は、「なぜ市ではなく県を選んだの?」と言う問いかけに、「学生の頃から、県内市町に足を運びたくさんの魅力を知った。そのどれかを選ぶのではなく、それぞれの魅力を高め、県域全体の魅力を高めたいと考えた時、県だった。」とお答えでした。
現在、彼女は、県から次のステップに出られた先輩のアドバイスの下、各市町に入ってつなぐ取組を実践されているようです。

なお、一緒に出演されてた市職員の方も素晴らしかったです。物事を広い視野で見られて、引き出しを広く持ちたいと言う姿勢に感動しました。

このように、”オンライン市役所”のような全国に広がる”ゆるやかなつながり”に加え、県内のもう少し”濃密で実務的なつながり”を一人一人が仕掛けて、課題を都道府県と市町村で協働して解決していく取組が、芽生えているのは、新たな希望と考えます。
これは最近知り合ったある方が、県内を回って講演し自主研究活動の核となる人材を育成しつないでいった取組とも重なります。

(2) 求められる自治体職員像へ

次回は、今回まとめた「今後の都道府県の方向性」を前提とし、①今後の自治体職員に求められるもの、②これを踏まえた取組について、これまで学んできた内容をさらに深め「求められる自治体職員像」と題して、まとめていきたいと思います。


以上です。VOL.7までお付き合いくださり、ありがとうございました。それでは皆さん!So long!

<冒頭写真(ホッと一息)VOL.7>羅臼温泉熊の湯(北海道)
手つかずの大自然が残る知床半島。はるか国後を右手に国道335号を走ると万感の思い。熊の湯は続く334号線を進みその左手の羅臼川のほとりにあります。知床半島の原生林に囲まれた野天露天風呂は、元々は地元の漁師たちが日々の疲れを癒やす温泉でしたが、現在は全国から秘湯ファンが集まる人気のスポットです。白濁硫黄泉は少々熱めなので水を入れて入浴するのがお勧めです。

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