周囲を巻き込む力とは?他者の協力を得るコツと磨いておくべきスキル‼️
私たちの仕事の多くは、様々な関係者の力を借りたり、協力し合いながら進んでいきます。
本記事では、チームで仕事をする際や
プロジェクトを進行する際に要となる「周囲を巻き込む力」を高める方法についてご紹介します。
◆「周囲を巻き込む力」とは◆
プロジェクトなど何か一つの目標に向かって、周囲の人を上手く巻き込みながら
一緒に成し遂げていく力のことです。
単に仕事を割り当てればよいというわけでなく、巻き込まれた相手が
自ら進んで期待されている役割を担い
主体的に行動する状態を目指します。
◆仕事で他者を巻き込むことの重要性◆
完全に一人で仕事を完結できる職種の人はともかく、今のビジネス環境上では
社内外の様々な関係者と
一緒に進めていく仕事や
プロジェクトが非常に増えています。
誰しも得意・不得意領域があるので、
どんなに優秀な人でも一人でできることには限りがあります。
しかし、上手く他者の力を借り、
協力し合いながら進めることができれば、想像以上のプラスのシナジーが生まれますし、一人では成し遂げられない成果をあげることができます。
他者と信頼関係を築きながら、スムーズにプロジェクトを進めていくうえで必要な力こそが、この「周囲を巻き込む力」です。
周囲を巻き込む力を身につける方法
巻き込み力を身につけるためのコツを5つほどご紹介します。
相手が動きたくなる意味のある目標・ビジョンを伝える
人が動く時には、動く理由が必要です。
何のためにやるのか、誰のためにやるのか、会社や社会のためにどんな意味があるのか。
まずは、プロジェクトの目的や目標をきちんと押さえ、それを巻き込みたい相手に分かりやすく腹落ち感のある言葉で伝えていくことが不可欠です。
2◆巻き込みたい人について理解する
さらに、巻き込みたい相手に具体的にどのような役割を期待しているか、どのようなメリットがあるかも伝えましょう。
相手に納得してもらえるように伝えるには、日常のコミュニケーションや観察を通じて、相手について理解を深めていくことが重要です。
例えば、どのような経験やスキルを持っているか、どのようなことに関心や課題意識を持っているのか、どのような動機で動く人なのか、今どのくらい仕事を抱えているのか、どういった仕事の進め方を好むのか。
そういったことに日ごろから気を配りながら、相手に納得感のある伝え方を工夫してみてください。
3◆周囲からの信頼残高を増やす
巻き込む力のある人は、普段から周囲に「この人なら大丈夫」「この人なら間違いない」と思われている人です。
このような考えのベースにあるものは「信頼」であり、日常の積み重ねによって形成されていきます。
ビジネスで信頼を得るためには、人間性とスキル面の2つを意識する必要があります。
人間性は、「口先だけでなく、
きちんと約束を守る」
「相手の意見や価値観を否定せず、受容力がある」といった仕事に対する姿勢が該当し、スキル面は「専門知識やスキルが高い」「実績を出している」といった仕事の成果に直結する要素が該当します。
周囲からの信頼を積み上げていくために、日常的にこの2軸を意識して行動するようにしましょう。
4◆健全な根回しをする
根回しは、一言でいうと、正式に人を巻き込みに行く前の「下ごしらえ」です。
根回しという言葉にネガティブな印象を持たれる方も多いかもしれませんが、私利私欲に走らない、丁寧に仕事を進めていくために必要な「健全な根回し」であれば、どんどんやるべきです。
例えば、「巻き込みたい相手本人は問題なさそうだけど、その上司が反対しそう」という場合は、事前に上司の方をおさえておくなどです。
5◆自らの本気度を見せ続ける
人を巻き込んでいくためには、プロジェクトの真ん中にいる人自身が、言葉と態度でその仕事に対する強い思いを伝え続けることが大事です。
その熱意により周囲の人も「気づいたら巻き込まれていた」というケースも少なくありません。
誰よりも情熱を持ち、懸命に取り組む姿勢を見せ続ける。 そうした努力も、人の心を動かすために重要な要素の一つです。
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