《日記》6月下旬

某日
ひきこもり気味の息子が、「さんぽする」と言いだした！歓喜！
消防車や救急車の絵を描いて遊んでたからか、消防車を見たくなったらしい！
徒歩15分の消防署へ行くことに。

しかし私ったら久しぶりの散歩で、息子があまり歩かない子だということを忘れていた。
朝９時とはいえ暑くて、帽子を被せて私は日傘。抱っこになると帽子も日傘も邪魔で、暑いし重いしへとへとだった…。

消防署で外から救急車と消防車を見てると、優しい消防士さんが声を掛けてくださって、間近で見ていいよと案内してくださった。
ちょうど手が空いていたようで、申し訳ないなと思いつつ、見させていただいた。

運転席に乗っていいよ！とまで言ってくださって…私はおもしろくてぜひ乗りたかったんだけど、息子は人見知りを発揮して私にしがみつき、「かえる！かえる！」とギャンギャンに泣くので、1分ほどでへこへこと退出。な、なんでやねん。
申し訳ない気持ちだったけど、それでも隊員の皆さんは優しく手を振って見送ってくださった。
息子を落ち着かせつつ、こんがり日焼けした屈強でエネルギーに満ち溢れた人たちの空間は、息子にとって異世界だったのかもなあとふと思ったりした。私にとっても、その隊員の皆さんの眩しさと強そうっぷりだけで、ちょっとしたアミューズメントパークのようだった。出迎えてくれる人が皆、つよそうな場所。安心感がありすぎて、自分など糸のように感じた。精神的な意味でも。隊員の皆さんいつもありがとうございます。
（いや、単純に結構いろんな音がしたし、それが怖かったのかな。）

某日
夢に友だちが出てきた。この友達は定期的に夢に出てくる。半年に一回くらい。
目上の人なんだけど、趣味の話ができる貴重なお友だちなのだ。何年か前に地元に戻られて、私も育児が始まり忙しくなって、ちょっと疎遠になった。連絡をとることはあっても、会えることはもうないだろうと思う。

夢の中でもお互いあまり時間がなく、少し話をして別れた。振り向いたら、指切りげんまんの手をこちらに向けていた。また会えるかな。

某日
幼稚園プレの日。本当にじわじわと慣れてきたようで、点呼のとき相変わらずお返事はできなかったけど素早く挙手できていた。感動した！さぞ緊張しただろう。
先生のところに道具を取りに行くのも、私の手を引いてじゃないといけないし、いつもどきどきしているようだが、今日活動後は少しこそこそと私と話をしたり（今まで園にいる間、ひとつも声を発さなかった）、手を繋がず園庭で走ったりしていた。
私は私で、周りの保護者さんたちが気さくな人ばかりで緊張せず話せるようになり、嬉しい。よく私と遊んでくれる子がいて、あの子たぶん私のことデカい子どもだと思ってる。

息子のおもちゃ、特に紙類を噛んだり噛みちぎったり、遊びを過度に邪魔しないよう、片手で猫たちと遊ぶのだが、息子は息子で私にやってほしい役割があり不満なようで、塩梅が難しい。
しかも正直、ほんとここだけの話なのだが、息子との踏切ごっこ（開かずの間）より、猫たちと遊ぶほうがツボが明確で楽で、私も気を抜くと猫に本気になってたりする。修行が足らん。
走り回るとか身体を使う遊びは私も飽きずにいけるんだけど、乗り物系はまだ修行が足らんのだ。

6月28日
今日で2歳5カ月だ。ふと、背が大きくなったなと思う。
土砂降り。朝と夜、夫を車で送迎したけど視界が悪くて怖かった。
昨日どうしても終わらせたい作業があって夜更かししたので、一日中眠たくて、遊びの途中でもへにゃへにゃしてしまい、息子には申し訳なかった。なのに昼寝の時は寝付けず、夕方にテレビを見ててもらって少しだけ寝た。今日はよく寝たい。

夕方すこし止んだ時間帯に、公園に行って水溜りで遊んだ。息子、新品のレインブーツ大活躍！買ってよかった。どうせすぐサイズオーバーするならいっぱい履いて遊んで欲しい。
数々の水溜まりを練り歩き、走り、楽しそうだった。
私はレインブーツ持ってなくてできず…残念…。毎年買うタイミングを逃している。
帰宅してみると息子は結局くつしたもズボンもびしょ濡れだった。あら。
帰宅後はきゅうりの一本漬けをいっしょに作った。塩と砂糖を入れてもらったのだが、ちょいちょいスプーンを舐め、また元の容器に戻すので怒ってしまった。もっとやわらかい言い方ができた気もする、と0.5秒後に思う。寝不足だとこういうことがよく起きる。寝よう。

段ボールのおうちは息子と猫で取り合う人気

息子が大きくなって「僕が物心ついたときから、うめちゃんはあの場所ですっころがっていました」と言うのを想像した朝