見出し画像

涙が溢れる別れができる人たちと出会える幸せ

春本番…
別れの季節、出会いの季節です

子育て世帯の我が家としては、
Eテレ周りの教育番組「おかあさんといっしょ」の誠お兄さんや、「いないいないばぁ」のはるちゃんやうーたんの卒業発表は子どもたちにとって寂しいもの

4歳・2歳の息子たちにはある意味この「卒業」という話の意味を理解することに躍起です

「なんで、いなくなっちゃうの?」

と聞かれるたびに、
「なんでだろうね」とか「また会えるよとか」、あまり納得性のある答えに導き出すことができない親としての苦労もこの季節にはやってきます

確か、去年も似たようなことをお兄ちゃんに話していたような…

そんな、それぞれが新しい道へ進む季節
我が家の子どもたちが通う保育園でも、異動などにより4月から新天地へ移る先生の発表がありました

今回は割と次男の面倒を見てくれている先生がご卒業するといった感じですが、昨年の長男の担任の先生も対象となっていたりしたので2人の息子にはしっかりファクトを伝えることを最近しました

前述のうーたん達の話と同様に、子どもたちの反応は理解が追いつかない感じで、当然「なんで?」の質問攻めに合いましたが、まだまだ寂しくて泣いてしまうところまではいかなかった感じです

親としても、異動対象の先生の連絡を受けた後に子どものお迎え等でお話しせる機会があれば、お世話になった旨を伝えるよう努めています

まだ、全員とはお話しできていませんが、残りの通園日にしっかりご挨拶できたらなと考えています

今回、お礼の挨拶をする上で本当に素敵だなぁと感じるのは、先生たちに私がご挨拶したり、子どもたちと寂しいねぇと話したりする姿を見て、当の本人である先生自体が涙を流してくれることが多い点です

子どもたちと離れるのが本当に寂しいと話す人もいます

絶対運動会とか、行事を見にきますねと言ってくれる人もいます(実際に去年異動された次男の先生はその後の行事に何度も顔を出してくれました)

そういった先生たちの心から漏れるお言葉や感情を目の当たりにすると、どれほど強い思いで、柔らかい愛情で子どもに接してくれていたのかが伝わってきます

そして、どれほど沢山の苦労をされてきたのだろう、とも感じてしまったりします

あくまで我が家の保育園に在籍する先生の話なので、どこもかしこも同じような話があるとは限りませんが、保育士さんの抱える環境や毎日一緒に過ごす子どもたちの面倒、笑顔、成長によって、感情の上下を繰り返した上で迎える別れの季節は、とても寂しい瞬間なんだろうなと素直に考えたりしました

私自身としても、お迎えの時間の短い瞬間に日々の感謝をもっと伝えないとな、と反省させられるような瞬間でもあります

大切な子どもたちをここまで成長させていただいたことの感謝

同時に、もっと保育士さんに伝わるような時代になるといいなとも思います
苦労が報われるような環境整備も速やかに進むといいなと思います

もちろん、仕事なので日々保育園の環境や、先生にに求めることも多々あるのも事実かと思います

それでも、やはりまだ聞き分けのつかない子どもたちを集団で面倒見てくれることの大変さ

生半可な気持ちで向き合えない仕事なんだろうなと、先生たちの涙を見て痛感します

子どもたちの素敵な未来を作れるのは親だけではありません
逆に言うと、過ごす時間の割合でいうと福祉施設や教育機関に託される部分もかなり多いのが今の時代

自分たちが過ごす国の教育環境がより良くなっていくことを願ってしまいます

最近、学童施設の不足の問題についてのニュースに触れる機会がありました
嘘か誠かはわかりませんが、この問題の因子は学校と学童それぞれの国の管轄省庁が違うことによる連携不足や、他人任せな体質であることが書かれていました

大人の利権や立場などによって、
情熱を持って働いてくれている現場の方々の思いがお座なりになるのは本当に情けないよな、と私は思ってしまいます

少なくとも、子どもたちに誇れる大人の態度や活動を私自身はしっかりやっていこうと考えたりもしたある春の1日でした

別れのあとは出会いもやってきます

子どもたちはこの繰り返しでまた成長します

どうか、この先もあんな涙が溢れるほどの別れができるような素敵な人との関わりを経験してほしいなと願うばかりです

一年の積み重ねた思いが実を結び、花咲いては儚く散って、また新しい花を咲かす一年を迎えます

まるで、桜の木の成長そのものなんだなとしみじみ思いながらこの3月・4月を過ごしていこうと思います


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?