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【育児記録】こどもに「役割」を与えてみたら…

今回は家庭において未就学の子どもに役割を与えるとどんなことが起きるかを実践してみたので書いてみます

今年の春に4歳の長男と2歳の次男と共に、中型サイズのトマトの種を植えてベランダ菜園をはじめました

実際には同時期に合わせて、小さい桜の木やイチゴも一緒に植えてスタート

その後、、桜は春で開花を終え葉桜状態
イチゴも数個食べた後に、ちょっと元気がなくなったので終了

といった感じで現在はトマトを中心とした栽培を続けています

※以下が桜とイチゴの最盛期


もともと保育園でも野菜を育てたりして、まさに「食育」に繋がる取り組みをしてくれているようですが、今回我が家でトマトもを植えた目的はどちらかというと子どもたちに家庭内の役割を与えてあげる為にはじめた感じです

そのため、一緒に種を植え、水やりをした後に子どもたちに対して「これからお水をあげるのは2人の役目だよ」と話しました

自分でプランターに土や肥料を入れ、
自分で種を蒔いて、
自分で水をあげる

なんなら翌日に一緒にじょうろも買いに行ったり…

結果としてこの最初の工程を一度全部やってもらうことで、「このトマトは自分たちのもの」という認知が生まれ、特に長男は自分が水をあげていく役割なんだと理解してくれたようです

次男はどちらかというと、お兄ちゃんと同じことをしたがるので、我が家としてはいい方向に2人を誘導できたのかなと思っています

その後、長男は毎日とは言いませんが定期的に朝に水やりをしてくれています

※以下は実際の様子とベランダ菜園開始時のnote

実際にこんな活動を始めてみた結果

特に長男は、、、芽が出て、成長し、花が咲き、小さな実が出てきたことに一つ一つ喜んでくれています

朝、様子を見ては、気づいた変化をわざわざ報告に来てくれるのがとても印象的です

実際これから想定通りに育って、収穫までできるかはわかりませんが、個人的には長男が自分の役割を継続して全うしてくれる姿を見れただけで目的は果たしたような気がしています


春の麗らかな気持ちの日に、ある程度思いつきではあったものの…
なぜ今回このように子どもたちに役割を与えてみることにトライしたか

その理由は以下の2点にあります

・ある種の生活の『倦怠感』を子どもたちから感じたから
・継続して物事をやり遂げる体験を作りたかったから


子どもたちの成長のおかげで、親としては毎日いろいろなことが起き、ある意味ポジティブな捉え方をすると飽きることない生活をさせてもらっています

生活や成長の悩みは変化して続きますし、季節のイベントや保育園の行事をやりこなすだけでも落ち着く時間がなかなかやってこない訳で、何もない1日を生み出すのは至難の業かと思っています

ただ、子どもたちにとってはそんなことお構い無し

家にいる時間の年数が増えれば増えるほど、その中でできる楽しみには限度があります

持っているおもちゃや本が毎週アップデートされる訳ではないし、毎日が誕生日やクリスマスのような華やかなイベントが待っている訳ではありません(少なくとも我が家においては…)

朝起きたらご飯を食べて、着替えて保育園に行く
夕方帰宅したら、ご飯を食べて、お風呂に入って、寝る

この一定のサイクルの隙間だけが、子ども達に許された楽しみな時間

でも、そこでの遊び方だってある程度慣れてきてしまうことで、割と暇つぶししてるような感じにも見えたのが一つの要因です

また、その成果兄弟喧嘩も増えた時期だったので、何か一手を入れないとなと思ったことも繋がってきたかなと思います

きっとそんな中であっても、YouTubeのようにコンテンツが豊富で更新頻度が高いものを見ていたり、ゲームなどを始めたらまた新しい刺激があって家の中でもfreshな楽しさはあるのだろうな、と思いつつ…

こういった類の解決策についてはまだ「禁断の一手」のような気もして、もう少し子どもたちが大きくなってから導入するのかなぁというのが我が家の中の見解です

そういった事情もあって、家の中で過ごす上でも何か少しでも新しいエッセンスを取り入れたいという思いが私の中で生まれた結果、自分で「何かを育ててみる」といったコンテンツを提供するに至ったという感じです

その為、正しく育てるとか、生態を学ぶとかが目的ではないので、無理に完璧なトマトが出来上がる必要性は持っていないといった感じ、極力親が干渉しないことを目指して生活しています

また、家の中の子どもたちを見ていると、なかなか何か一つのものに没頭するといった瞬間があまり無いような気がしていた点も今回のアクションに繋がったような気がします

・のんびりでも続けていれば変化が出ること
・成果が出るには多少の時間がかかること
・少し継続を怠るとどうなるかがわかること


一度でもこういった「続けること」の意義、意味、大切さを体験してもらえれば…

たった一回やるだけでは効力はないのかもしれませんが、すぐに成果(楽しい)が出ず、継続して作り上げるという楽しみ方もあることを少しだけでも知ってもらえたらなという目的もあって野菜を育ててみるに着地したという感じです

最終的にこの栽培活動の結末がどうなるかはわかりませんが、長男が自分の役割を1から10まで実践したことで、新しい価値観や視点を持ってくれたらなと思っています


あくまで個人的な見解ですが、私は子どもを「親が育てる」という視点は実はあまり強く持っておらず、「環境を提供する」ことに力を注ぐべきかなと考えています

教育のプロは他にいますし…
親の価値観が全て正しいとも思えないので、
変に親の描くレールに乗せるようなことはしたくありません

なので、今現在は『場を提供して、一緒に学ぶ』くらいの気持ちで子どもたちと過ごしていければと思っています

実際、植物を育てることについては私自身も薄っぺらい知識しかもっていなかったので、今回の件で結構スマホで調べて知ることも多かったですし…

植物や野菜を育てるだけでは終わらずに、工夫一つで子どもに与えられる1歩踏み込んだ刺激や、没頭できるような楽しみを今後も一緒に実践できたらと願っています

その為にも、noteやTwitter、職場の同僚や友人など、色々と他の家庭の工夫などは学ばせてもらおうかなと言った感じです


引き続き、新しい取り組みはレポートさせていただきます


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