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『25年=四半世紀 時を超えて…』

自分を知るための哲学入門_読書会

■読書会の目的・意図

この素敵な本は、学友のグレさんがチョイスしてくださいました。ありがとうございます😘
選定理由➡「大学院の企業家リーダーシップという科目を受講して、『大学生の時に個人的に学んだ哲学が、今でも自分の価値観を形成しているな』と思い返し、参加メンバーと読書会で取り上げたい」
💡ちょうど25年前に出会った本

グレさんが哲学を通して学んだこと
◎目の前にある/起きている事象とは、主観の総体であること
◎その事象に意味づけするのは、他者ではなく、自分であること 

この思想に出会うことでグレさんは「漠然とした生活を送っている」と意味づけするのは、誰(のせい)でもなく自分である、裏を返せば、充実させるのも、このままで終わらせるのも自分自身、自分次第である、と受け取り、主体的であることが人間の意味であることを学んだ」そうです!!!
💡スーパー大学生かよ

■哲学とは、ルサンチマンとは(グレさんメモより)

・哲学とは、自分で自分を深く知るためのひとつのアート(技術)自分と世界との“関係”を深く知るための技術
・ルサンチマン(弱者が自分を「良い」と捉え、強者を「悪い」と捉えることによるうらみ、反感)
・人間は多くの場合、自分の弱さにからまれ、他人や社会に対するルサンチマンを生きてしまうのである
・「どうせ自分には無理」「自分と違うので」と決めつけるのは自分自身の弱さ

自分の心の中にあるルサンチマンを認め、向き合ったうえで、このカオスに満ちた、可能性の連続の世界を自分でどう解釈して生きていくか。他人と主観を交わらせながら「真善美」を求めていくか。このように哲学しながら生きていくことが、生を楽しむこと、「生きていく意味」である
💡まず弱い自分を受け入れてあげたい

■読書会での対話を通じての気づき。「自分らしさ≒志」の追求についての示唆

書籍からの引用【ソクラテスは、「汝自身を知れ」といったが、「自分自身を深く知ること」は口でいうほど簡単ではない。それは一種の技術、言葉による技術を必要とするのだ。優れた哲学者たちは例外なく、その技術をわたしたちによく教えてくれる。だがわたしたちはいったい何のために「自分自身を知る」必要があるのだろうか
わたし(作者)の考えではこういうことだ。人間にとって単純に自分の状態を知ることは、大した意味を持たない。自分のルサンチマンや弱さや力の限界をよく知ることは、それなりの意味を持っているが。大事なことはむしろ、自分と他人との関係のありようを知るということであり、それを通してしか、自分を深く知るということはできないと考えた方がいい。自分を深く知るとは、だから自分が持っている関係を、その原理を深く知るということであり、それを深く知ることは、この関係を常に豊かでよいものに作り替えてゆくひとつの技術(アート)だということである】

https://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E5%88%86.../dp/4480081097

大学院で『志(大志とか夢とか)』系の授業で講師の方に「志はあなただけのもの。他人と比べるものではない。」と説明されるにもかかわらず、クラスのメンバーの前で『志』を発表して、成績がついて…にモヤモヤを感じていました

読書会を通じて、『ぽさ=自分らしさ、つまり志とは比べるものではないが、他者との関係で生み出される、磨かれていく。』のではないかと考えました

私自身まわりの人に言語化したり、行動することで他者からの反応らフィードバック、応援メッセージをいただきます。すると自分のことなのに「言われてみれば」と日々新たな気づき、発見があります。それをふまえて工夫や修正、改良を重ねる日々です。まさにひとりではなく、他者との関係で生み出される、磨いていくものだと思いました
💡いただいた言葉たちはエネルギーの源、宝

■参加メンバーから

・終わりがない
・哲学「する」もの。宗教学は哲学に近い
・日本人は「農耕民族」。年功序列。考えないと死んじゃう
・「変化を楽しめる人」でありたい
・なぜを問える力が重要だよね
・正しい答えを出そうとする<正しい答えをどう導くか。出そうとするか
💡NOルサンチマン

グレさん、参加いただいたみなさまあらためてありがとうございます
ひとりでは読み切れませんでした
次回は、石油王バリモアの読書会です😊楽しみー◎




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