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親として「子育て」よりも「ただ共にいる」ことをしたくなった、という話

大人になった未来の我が子へ


最近いろんな変化が良いように重なって、家族みんなが穏やかで優しい日々を過ごせています。

子供たちが育って手がかかることが減ってきたこと、パパとママがNVCを学んで実践を試みていること、長女ちゃんと次女ちゃんの喧嘩がぐっと減って2人で仲良く遊ぶようになったこと、こんな変化が重なってとっても穏やか。

長女ちゃんと次女ちゃんは今5歳と4歳。自分たちで遊ぶようになったのでパパが1人の時間をとってやりたいことが色々と実現できるようになってきています。

それってパパにとってとても充実を感じることだし、自分がやりたいことをする余白を持っているということに嬉しさも感じます。

でも今、率直に言って、すごく寂しい気持ちが湧いています。

パパかママが隣にいなくても子供だけで寝れるようになった。手伝わなくても自分たちで遊べることが増えた。

「あー、こうやって「ただ一緒に過ごす」時間は徐々になくなっていくんだなぁ」と言うことをしみじみと感じています。

それは同時に、これまで子供たちの世話に費やしていた時間を、パパ自身の人生の充実のために使えるようになる、と言うことで、歓迎すべきことのはずなんだけど。


パパは結構子育てに熱心な方だと思う。将来の子供たちの内面にどんなことを残してやれるだろうか、と言うことも考えるし、今どんな経験をさせてやることがいいんだろうか、と言うことも積極的に考えている方だと思う。


でも、寂しさを感じ始めた今、「子育てで子供たちの中に何を残してやれるか」よりももっと大切にしたい事が芽生えてきた感じがしています。

何を残せるか「考える」こと、「計画」することもとっても大事。でもそれよりも「いまここ」をしっかりと味わって子供たちと過ごしたいなぁ、と感じています。

今日の夕飯の時に、早口言葉がなかなかうまく言えなくて、家族みんなでケタケタ笑いあいました。その瞬間がとても幸せだった。その瞬間にしかないことを、その瞬間に集中して一緒に味わえること、これってすごく尊いことだなと思います。

今でも正直携帯片手に子供と話すことだってある。子供とも話したいけれど、今気になって調べたいこともある。でもだんだんと君たちと「ただ一緒に過ごす」時間は減っていってしまう。

だからこそ、一緒に過ごせる時間の中では、一瞬一瞬に集中したい。その瞬間を味わえるように、子供たちに宿っている命が今どんなふうに輝いているのか、どんなふうに進もうとしているのかにしっかり注目したいなと思いました。そういう視点で子供たちに接することができたら、きっと一瞬一瞬にある気持ちのヒダに寄り添うようにいられるし、一緒にその瞬間を分かち合って味わえるような気がするから。


君たちも大きくなったらわかると思うけど、大切なことを大切にすると言うのは、放っておいてできることではないんだよ。パパは子供たちとの一瞬一瞬を分かち合って味わうことを大事にしたいと思った。これを大事にするためにやらないこと、諦めることを決めないといけない。そうやって自分の時間や気持ちを集中する先を選んでいくためには、力がいる。これから先の人生でパパが必要な力を身に付けて、家族の事、子供たちの事、自分のことを大切に人生を送っていけますように。

君たちにも、自分が本当に大切にしたいことを、自分で選んで大切にできる人生を送ってもらえたら嬉しいな。

パパより



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