鶏肉なし親子丼

僕と子どもふたり、三人だけの夜を過ごした。

いつもは、時短勤務をしている妻が保育園にお迎えにいき、僕が仕事から帰ってきたら、妻と子どもたちが出迎えてくれる。今日は、妻が勤務終了後に、職場の同僚全員で動画研修を行うらしく、僕が保育園のお迎え担当となった。

このタイミングで、妻に先週のこどもプール熱騒動で流れてしまった、「自分時間リラックス」を打診した。僕が、保育園お迎え→ご飯→お風呂→寝かしつけまでを行い、妻はゆっくりと時間を気にせず、外で自分の時間を過ごす提案だ。最近忘年会シーズンで飲み会も増えているから、これくらいはしないといけないよね。

今日は在宅勤務として、早めに時間年休で仕事を切り上げた。その後、保育園へお迎え、長男が迎えにいったタイミングでたまたま大号泣している小トラブルはあったが、これは許容範囲。17時半過ぎには夕食の準備にとりかかった。

本当は、近くのスーパーに寄ってから帰宅する算段であったが、長男がぐずりモードだったため断念。まっすぐ帰宅した。献立は冷蔵庫のありもので考えなければならない。まず、優先して使いたい食材がすぐに判明した。1パック+2個も鎮座している卵だ。

卵を2~3個以上使える献立としたい。… オムレツ、オムライス、天津飯、親子丼、、親子丼が食べたいなぁ。僕の胃袋がそう思ってしまったので、親子丼としたいが、スーパーに寄れなかったため鶏肉がない。どうしたものか。思案のうえ、絹豆腐で代替することとした。他にマストの玉ねぎに追加して、長ネギ、ほうれん草も冷蔵庫掃除を兼ねて放り込む方針を決定した。

さぁ調理開始だ。まずは、小さめ鍋でほうれん草を湯がいておく。玉ねぎ1個を半分に切ったうえで薄切りに。長ネギは丸々一本。斜め切りにして、緑の部分は輪切りで使い切る。絹豆腐は適当な大きさで四角く切っておく。これで事前準備は完了。

フライパンに多めのごま油を熱し、玉ねぎ・長ネギを一気に投入する。勢いよく炒めながら、香ばしい匂いを感じたところで、湯がいていたほうれん草も放り込む。全体を絡めながら炒める。ほうれん草が結構水っぽく、かなりの水が出始めた。野菜炒めなら失敗レベルの水っぽさだが、ここでは気にしない。

味付けは、調味料界のエリート「めんつゆ」今回は、通常のめんつゆではなく、妻の地元の名産「芋煮」用に、義母が送ってくれていたものを使用する。あの芋煮の汁の味、適度に濃くてうま味も多く好きなんだよね。

全体がかなりしんなりしたフライパンに、芋煮用めんつゆをドバドバといれていく。水も出ているし強気に多めに投入した。うん、いい匂いだ。入れ終わったら、絡め・炒めながら、味をなじませていった。頃合いをみて、少しスプーンで味見。・・びっくりするほど味が濃い。このめんつゆの濃度を考慮せず投入してしまったようだね。まあ焦ることはない。粛々と水を投入しよう。

最終的に、ちょうどよい味付けになるころには、完全に煮込み料理となっていた。全く問題なし。料理家の土井さんも言っていた「料理は不味くしないことが大事」味が濃ければ水をたせばよい。味がうすければ塩をたせばよい。シンプルなこと。自分の五感で感じ、自分の頭で判断する。ライブで。これこそまさに料理の醍醐味。レシピとにらめっこしながらつくっても面白くない。参考にはするけどね。

味が整ったところで、フィナーレ。贅沢に4個溶いておいた卵を、ぐつぐつ煮込んだプライパンに豪快に流し込んだ。ここもレシピだと2回に分けると記載があったが、関係ない。一気に全部投入した。2回にわける理由は、半熟感を出すためと書いてあったが、子どもも食べるし、カツ丼や親子丼の卵、固めも美味しいよね。むしろそちらの方が好みなくらいだ。

4個分の卵は、フライパン上でどんどん固まっていく。火の入りが場所によって違うため、少し火を強めつつ、フライパンを動かしながら、固まりを促していく。よい感じに仕上がってきた頃合いで味見をする。… 美味いではないか・・ 

こども用に炊き上がったご飯を盛り、出来上がった玉子とじ煮を上から丼方式でのせてあげる。野菜もたっぷりでヘルシーだ。最後に汁も回し入れてあげて完成。肉なし、豆腐玉子とじ丼である。

こどもたちもパクパク食べてくれた。特に長女はご飯を2回もおかわり。調理担当冥利につきるではないか。長男はあまり勢いはなく、やや残したことはここでは置いておこう笑 こどもたちと一緒に自分でも食したが、いやはや美味しかったよ。野菜の触感と、芋煮用めんつゆのおかげでうま味も充分に感じ、めんつゆ以外の調味料を入れていないので、味のまとまりも良かった。途中で味変で七味を振りかけると大人向けの料理に変化し、それもまた美味であった。

以上、ただただ料理の描写を書き連ねてみたが、ここまでで2,000字を超えている。日記執筆習慣を始めて、約90記事書いてきたが2,000字越えは初ではないかな。ちなみに、僕がこの習慣を始めるきっかけのひとつとなった、とある方の有料購読noteは毎日2,000字以上をノルマとしている。… 自分で書いてみると大変な量であることを実感するね。これを確か丸3年。凄まじい。毎日2,000字は難しいが、毎日「書くこと」は継続していこう。

料理はつくるのも面白いが、書くのも面白いね。

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