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最近の話・彼岸花の写真とか

何ヶ月かぶりの投稿。
わたしは汗っかき体質が恥ずかしい上に肌を露出する事が苦手故本当に夏が嫌いで、やはり真夏に重いカメラを担いで外に出ようとは思わずこの2ヶ月程の間休日は冷房の効いた部屋に引きこもっていた。
とは言え記事を書くのは久々という程でもなく、もう片方のアカウントでエッセイの真似事のような事をやったりはしていたので、此方のアカウントで書いている今不思議な感覚がある。

彼岸というネーミングと妖艶な赤色の花弁は退廃美を感じる
もぐら避けだとか、地盤強化だとかで田んぼのあぜ道に植えるらしい。
この草の先に実った粒々を美味しくたくさん食べるために途方もない時間を掛けて研究を重ねてきたのだと思うと、人類の歴史を感じる
インドっぽい置物

カメラを買ってから「この時期は近所の◯◯に△△の花の写真を撮りに行こう」とスケジュールを組む事が当たり前になったが、彼岸花の咲く季節である9月の半ばは天気に恵まれた事がほとんど無い。去年は奇跡的に晴れの日に見に行けたが、去年も一昨年も台風で外出できず、その上来週には散っている可能性が高いから行けないというパターンが多かった気がする。

Nikonの回し者のような発言だが、Nikonのカメラの堅牢さには個人的に信頼度が高く、今年は雨が降っているにも関わらず「雨に濡らしながら撮っても平気だろう」と、夏の間に溜まった撮影欲を発散するのも兼ねて撮りに出掛けた。彼岸花は雨に濡れると雫が長い雄しべに付いて綺麗だろうと考え、それを狙ったのもある。
今年は紫陽花の写真も薔薇の写真も雨の日に撮っていて、去年までのような晴れの日の夕方に撮りに行った事がほとんどない気がする。そういう年もまた面白いかもしれない。

余談だが、写真のやる気を失っていた時期に売ったレンズを買い戻すか悩んでいた件については、結局彼岸花ほどのサイズの花だと画面いっぱいに写そうとした時に焦点距離を長く被写体に寄って背景を離してF11まで絞る事が多く、それを踏まえると無理して買わなくてもz24-120mm/f4があれば十分のように思えてきて再購入を見送る方向に気持ちが傾いている。

綺麗ではあるけど、被写体として写真に収めようと思うとワンパターンになりがちで難しい。

それと誰もいない田んぼのど真ん中ならピカピカ光っても目立たず迷惑を掛けないだろう、とストロボを持っていって遊んできた。ストロボは露出だけではなく、位置、角度、色、数、強さなど、写真に与える影響は大きくレンズと同じくらい奥が深い。三脚すら面倒くさがる人間なので当然ストロボスタンドも持っていかず、左手で小型ストロボ、右手でカメラを持って変な姿勢で撮影した。ストロボ使用時の露出はEVFでは分からないので、マニュアル撮影モードでシャッタースピードを微調整しながら撮るのがやりやすかった。

芸がないかも

そういえば、XマウントからZマウントに移行してもう1年が経った。読んでくださっている方の中にはXマウントユーザーの方もいるかもしれないから大きな声で言いづらいが、移行にはかなり満足している。主な写真の閲覧方法がスマートフォンである事や、各コミュニケーションアプリやSNS、或いはコンクールの応募フォームに容量制限がある限りは画素数は2400万画素で充分だと思うし、もしかしたらあと何年もZ6を使っているかもしれない。本当に買ってよかったカメラだ。これからもよろしく頼む。

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