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明日死ぬかもしれない。


職業柄、急病の患者さんにはよく遭遇します。それが私の職業です。
高齢の方が多くを占めているのですが、中には交通事故で命を落とす方や、若いながらにして、大病を患っている方にもお会いします。
今回は、人生思っているよりも短いという話をします。


人生は短い

「あれ、今年も、もう終わってしまったな」
私も年度末に頭をよぎった考えです。皆さんも年々、時間がすぎるのが早くなっていると感じませんか?
小学校の自分、1年が長くて、長くて永遠に感じていました。しかし、今や、一瞬で1年が過ぎ去ってしまいます。病院でご高齢の方とお話する時にも、あっという間だったという話をよく聞きます。
人生の残りの時間や日数をカウントしてくれるサイトやアプリは数多くあります。
一度それで残りの人生をカウントしてみると良いかもしれません。
以外に残りがわずかだということがわかるはずです。
私はもう1/3も過ぎてしまっていました。まだまだ若いと思っている自分ですが、すでに1/3とは驚きでした。残りの時間もうかうかしていると、あっという間に過ぎ去ってしまうのか、と、身が引き締まる思いです。
まだ自分には成し遂げたいことがたくさんある。1時間を無駄に生きることはできないなと、感じさせてくれるのが、この残りの時間を考えるということです。
「終わりを思い描くことから始める」とは7つの習慣からの言葉ですが、この残り幾ばくもない人生を考えることから、今何をすべきか考えるのも重要だと思います。

病気をする可能性もある

この計算は平均寿命をもとに作成されています。
しかし、冒頭にもお話したとおり、急病や事故が起こる可能性もあります。
ただでさえ短い人生に、病気や事故は降ってかかる。

普段何気なく生活している中では、想像しないことだと思います。
まさか、自分や親しい人が、急に亡くなるなんて。
しかし、一定の確率でそれは起こりえます。

以前とあるwebの記事に、夫が急死した奥様のインタビューの記事がありました。
出典がないので正確に引用はできませんが、
「夫とはいつ最期が来てもいいように、毎日を大切に暮らしていました。ですから、寂しいですが、後悔はありません。」
といった内容でした。
まだ、若いですよ。若いお二人だったんですが、死を間近に見ている私はこのコメントに感銘を受けました。

それを踏まえてどう生きるか

人生は短い上に、いつ死が訪れるかわからない。
だから、今日1日1日を懸命に生きなければならない。

そう思うのです。
これを感じて生きるのと、なんとなく生きるのとでは大きな違いがあると思います。
死を直面にしたことがある人は、生きていることに大きな幸せを感じ、見る世界、感じる世界が変わってくると思います。それと同じで、実は、死は隣合わせにあるということを実感するだけでも、生き方が大きく変わってくると思います。
救急の現場では、しみじみ実感することではありますが、皆様にもそれを知ってほしいと思います。
明日、死が来ても、今日から、身近な人に感謝を伝え、日常に幸せを感じ、後悔のない生き方をしていきたいものです。

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