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【BUMP】カーブのような愚痴、消える魔球のようなやさしさ

BUMP OF CHICKENに関するすべての思い出をここに残します。

BUMPを一度でも好きになったことがある人は、良ければ読んでいってくださいな。
(約5200文字の膨大な記事になってしまいました。)

※私はラジオを聞いたり、インタビュー記事を読んだり、LIVEほとんど参戦しているほどのファンではございません。悪しからず。

アルバムのリリース順に書いていますが、私がはじめて聴いたのは「ユグドラシル」です。


FLAME VEIN +1(1999)

歌詞カードが特徴的で、確か全部藤くんの手書きなんです。
私はレンタルして、歌詞カードをコピー機でコピーしてました。

絵も上手いんだよなあ(参照元

「ノーヒットノーラン」が好きなんですけど、音が低すぎてカラオケで歌えません笑

物語の始まりはそう。
成す術のない僕らが主役。
白いライトあてられて、期待を背負って。
頼むぜ我らがスラッガー。
今日はどうした未だノーヒットノーラン。

ノーヒットノーラン


THE LIVING DEAD(2000)

とにかくズタボロ。
夢に向かって歩き出して、いろんな辛いことがあって、満身創痍。
それでも、諦めたくなくて前に進む様を歌った曲が多いです。

聴いていると感動しちゃって泣きそうになります。

思い付く限りの夢や理想を、残らずポッケにつめこんできた。
ポッケに空いていた穴をみつけて 泣き出す瞬間呼びかける声

ランプ

私がめちゃくちゃ好きな「グングニル」「グロリアスレボリューション」には、共通していることがあります。

それは、曲の最後に「俺」が登場すること。

この「俺」がほんとにもうめちゃくちゃ好きなんです。

容易く自分自身を値踏みしやがって
世界の神ですら君を笑おうとも俺は決して笑わない
船は今嵐の真ん中で
世界の神ですらそれを救う権利を欲しがるのに

グングニル

全体的にストーリー性がある曲が多いですね。
学校で英語を習いだしたタイミングでの、「K」の複線回収的なタイトルに気づいたときは感動しましたね笑


jupiter(2002)

jupiterは、苦しみはあるけれどズタボロって感じじゃなくて、すごく前向きにとらえてくれていると思います。

大丈夫、未来は明るいから。世界は広がっているから。
そう教えてくれている気がします。

迷いながら 間違いながら 歩いていくその姿が正しいんだ
君が立つ地面はホラ 360度すべて道なんだ

ステージオブザグランド

このアルバムには「Title of mine」という曲があります。
「私のタイトル」という名の通り、藤くんが自身のことをつづった曲で、ぶっちゃけ異様です。笑
人間のエゴというか、ほんとに人間臭い生々しい感情が歌詞になっています。

先ほど歌詞に「俺」が出てくると言いましたが、「君」も好きです。
「キャッチボール」に出てくる「君」、「リリィ」に出てくる「君」。
全てをわかってるかのような優しい暖かさと、寂しさがたまりません。

あと、私は「ダイヤモンド」が好きです。



ユグドラシル(2004)

私の音楽の入り口になった、大切なアルバムです。
お兄ちゃんがいる友達から教えてもらって、自転車をこいで隣町のTUTAYAへ行き、このアルバムを手に取った光景を今でも覚えています。
確か中学1年か2年くらい。

「乗車券」の世界観にぞっとして、「sailing day」のMVに登場する金髪の藤くんに恋をして、「車輪の唄」を大好きになりました。

「ロストマン」が人気ですが、私は「fire sign」も好きです。

「汚れた猫が歩いていく 行きの道か帰りの道か」という歌詞があるんですけど、その時にギターが猫の鳴き声みたいに演奏されています。


orbital period(2007)

BUMPの作品の中ではじめて自分で買いました。
既に友達に借りて曲を聞いていたのですが、自分でも欲しくなってわざわざ買ったのを覚えています。

というのも、このアルバム、冊子がついているんです。
藤くんが書いた絵本です。
絵本が良すぎて、見よう見まねで絵を移し描いてました笑

いつの日か撮ってた写真。絵本どこいったかなぁ

とくに、「ハンマーソングと痛みの塔」は曲を聞くと、この絵本に出てくる「王様」の姿で情景を思い浮かべます。

「プラネタリウム」は、先にシングルで配信されていました。
この時、ちょうど大塚愛さんの「プラネタリウム」という曲も同時期にリリース。
大塚愛さんの曲は、「花より団子」のドラマ主題歌だったので、正直そっちの方が売れてて話題になってました。

私はそれが気に入らなくて、「『プラネタリウム』と言えばBUMPの曲だ!!」と内心思ってました。(誰にも言えませんでしたが……)

「supernova」は名曲ですよね。「ラララ」の代表格です笑
私は「才能人応援歌」が好きです。こっちもラララ曲。

隣人は立派 将来有望才能人
そんな奴がさあ 頑張っれってさぁ
怠けて見えたかい そう聞いたら頷くかい
死にたくなるよ 生きていたいよ

才能人応援歌

「メーデー」のタイトルについて、最初は「5月1日??は?」って思ってました。(ほんとは避難信号のこと)


present from you(2008)

このアルバムはほんとうに、プレゼントの名にふさわしい。
なんてったって、カップリング曲を丁寧に詰め合わせてくれたものだから。

カップリング曲ってどうしても主題の曲の陰に隠れて、なかなか日の目を見ることができないです。

でも、BUMPにとっては、どれも主題の曲たちと変わらないくらい大切で好きな曲なんだということが伝わります。

それを、きちんと丁寧に包装して手渡されて、すごく暖かかった。

アルバムの最後にある「プレゼント」を聞いたとき、鳥肌ものだったことを今でも忘れません。
「なんて粋なことをしてくるんだ」と。

アルバム「THE LIVING DEAD」に「Opening」「Ending」という短い曲がアルバムの最初と最後の曲にありました。
この二つの曲が「プレゼント」の中に含まれてたんです。
本当は一つの「プレゼント」という曲で、その一部が2曲アルバムに入ってたのです。

「ラフメイカー」は言わずもがな好きです。この曲を再現した映像なんかもいろいろあったような。

大人になって、実家から出て妹と二人暮らしをする引っ越し準備の時に「バイバイサンキュー」を聴きながら作業してたっけかな。

明日はとうとう 出発する日だ
最後の夜なのにすることがなくて
入りの悪いラジオなんか聴いて
調子はずれの口笛なんか吹いていた

バイバイサンキュー

COSMONAUT(2010)

サブスクで聞くと分からないと思いますが、実はこのアルバム、
CDを手に取って眺めると、宇宙飛行士の顔の部分に自分の顔が映り込むんですよ。素敵ですよね。

「三ツ星カルテット」のイントロ部分がおしゃれでかっこいいです。

音楽のことは全然詳しくないのですが、この曲と最後の「beatutiful glider」という曲のメロディがリンクしているように私には聞こえてました。

それを周りに主張するも誰も共感してくれなかったので、私だけが信じてる説です笑

「66号線」も好きです。

BUMP好きな友達が誕生日の時には、「HAPPY」のMV動画を送りあいました。



RAY(2014)

23歳。社会人1年目で、死に物狂いだったので、音楽を聴く余裕がなく、ここからの曲はあまり聞けていません。

ちらっと曲を聞いたとき、正直少し戸惑いました。
ギター、ベース、ドラムじゃない音がたくさん入っている曲たちに。
なんかとってもキラキラしてる。
それらにおののいてしまい、BUMPから離れてしまいました。

主題曲の「ray」について、
BUMPが紅白でrayの曲を歌うときのことを覚えています。

たしか当時賛否両論だったと思います。
当時、世間にはあまりなじみがなかった初音ミクとのコラボで、映し出される初音ミクと一緒に歌うというスタイルでした。

いまとなっては、ONEPIACEのウタみたいにそもそも歌手がバーチャルなものがテレビで流れていますが、当時はそんな試み全然ありませんでした。

なので、私含め一部のファンは、
「紅白というテレビに出るとてもいい機会なのに、なんで訳の分からないボカロと一緒なんだ」
「全編藤くんに歌ってほしいのに、なんで一緒に歌うんだ」みたいな声がありました。

12/31、紅白当日。BUMPはLIVE会場からの中継でした。

テレビを通してBUMPのパフォーマンスを見たら、コロッと気持ちが切り替わりました。
めちゃくちゃいいじゃんこれ!って。
だってさ、BUMPがみんなめちゃくちゃ楽しそうなんですもん。

ほんとに、少年みたいにすごく楽しそうなのが伝わってきて、演奏前にあーだーこーだ言ってたのがばかばかしかったなと思いました。

(ところで、rayはライブで聞くのが最高ですよね。手拍子はいつも手が痛くなるくらい全力でやります。私はもはや、ミクverがの方がすきです。)

▼8年前ですからね!これ!観てほしい!


Butterfies(2016)

このアルバムも発売されたときは、私はBUMPから少し離れていました。

でも、大学時代の先輩から突然LIVEのお誘いがあり、慌ててアルバムを聴き始めたことを覚えています。

LIVEについてはこちらのnoteで紹介しています。
手にピカピカ光るバンドを付けて、ほんとに最高なライブでした。

「GO」を聞くとLIVEの始まりを思い出して高まります。
みんなで歌う曲が多くあったので、LIVE中にたくさん声を出しました。手も叩きました。

「宝石になった日」も好きで、コーラスの時にマイクに向かう3人の横顔が並んでいる絵がかっこよかったことを覚えています。

ところで、LIVEは2回くらいしか言ったことがないのですが、
ベースのチャマの言動に、「今日もチャマがチャマしている〜!」と楽しんでました笑


aurora arc(2019)

こちらも聴いてないアルバムです。
「リボン」が発売されたくらいからまた離れてしまいました。

これを機にまた聴いてみようと思っています。


おまけ

ところで、BUMPのアルバムと言えば、
「隠しトラック」

サブスクだと聞くことができないんですけど、BUMPのシングルやアルバムには、隠しトラックというものがあります。ずっと無音状態が続いて、突然曲とかいろいろが始まります。くだらなくって最高です笑

私は「Believe」が好きです。「星のアルペジオ」も。
他はあまり聞いたこと無くって、残念です。

これもサブスクだと無理なんですけど、
CDって歌詞カードが入っているじゃないですか。
ぱかっと開いて向かって左側に、爪に引っかかってる冊子。

それとは別に、ぱかっと開いて向かって右側に、CDをはめる部分があるんですが、そのはめる部分を慎重にケースから外すと、裏表紙的な紙を取り出すことができます。

それに隠し歌詞カードみたいなのが入っているんですよね。さっきの隠しトラックの歌詞が書いてたり。

TUTAYAで借りたCDを慎重に、ケースを割らないように息をのんで解体してました笑


さいごに

たくさんの思い出を書かせてもらいました。
今回は、私が聴いてきたアルバム全部を一から聴きなおしましたが、やっぱり私はBUMPが好きです。

BUMPの好きなところは、ここから書き出すと大変な文字数になってしまうのでまた今度にしたいのですが、一つだけ。

最近リリースされた「窓の中から」という曲は、「みんな一人一人への人生ののような曲にしたい」とおっしゃっていたそう。

この曲に限らず、BUMPの曲は全部こんな風に私たちを支えてくれる曲だと思います。
「手を差し伸べて引っ張る」というより、「あなたが立ち上がる時にそっと支える」。


他にも書きたいことはあるんですが、今日はこのへんで。

長い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

「present from you」のアルバムから、私とBUMPについて少しでもやり取りした方へ、勝手にですがいくつか曲をおすすめさせていただきます。

バンドマンで熱い心をお持ちのリトさんには、「彼女と星の椅子」を。
(「リリィ」が好きだと聞いて、リトさんらしいなって思わず微笑んでいました。この曲は珍しくベースの直井さんと作った曲だそうです。)

この春から社会人になったmorii otoさんには、「東京賛歌」を。

同じくBUMP好きで就活頑張ってるギア3さんには、ご存じかもですが、なんとなく雰囲気が似ているなと思う「銀河鉄道」を。

自分の夢を見つけて新しい道を進んでいるさおりさんには、「夢の飼い主」を。

(ホントに、勝手にすいません。)

<あとがき>
この記事の画像に映っているニコルの人形は、2017年のLIVEで買ってからずっと箱入りです。
息子がもう少し大きくなって丁寧に扱えるようになったらプレゼントしようと思ってます。


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