『JOKER』にみるあなたがジョーカーになる方法(加筆中)(ネタバレ込)

もしくは運命の受容というカタルシスと、その受け入れた運命とは何か。


JOKERを見て皆様は何を思ったんでしょうか。どのシーンが妄想であるとか、不幸な境遇に共感し殺人さえも許容しうるだとかいう内容が多いですがじゃあジョーカー自身の感情にどのように触れましたか。

やはり狂人の気持ちは分かりませんか。

そういう所が一言で面白さを言いにくい映画の端緒かと思います。

私は殺人後トイレに駆け込み恍惚のようなダンスをする所には違和感を感じました。何か形式的なもののような。

演技では寧ろ妄想が妄想であったとか、自分でも記憶から抜け落ちていたと思われる現実を突きつけられた時に無表情になったり、指摘した人間に激昂する姿がとてもリアリティがありました。


そしてあの階段を踊りながら下るシーン。

何故。あのシーンに快感を感じるのか。

単純な共感だけではない、その先に(ジョーカー自身及び共感するあなたの)人生への回答を与えたシーンだと思います。


ここから先は

50字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?