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【開催レポート】初めての講師~ファシリテーショングラフィック体験会やってみた~

みなさんこんにちは。鹿児島出身、愛媛在住のファシリテーターのいわし〜です。先日、人生初の講師をしてきました。ホント、緊張しました…。

これまでは自分が対話の場に赴き、ファシリテーターを行うことが多く、講師は一度たりともしたことがなかったのです。最近、知人から会議に困っていてファシリテーションについてぜひ教えてほしいと言われ、このスキルを必要としている人に伝えたいと気持ちが芽生え体験会を実施するまでに至りました。今回は体験会の様子と参加された方の感想も併せて、備忘録としてここに書き残しておきます。

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1.事前の準備

リアル会場でのファシリテーショングラフィック体験会(以下、略してファシグラ体験会)を開催するにあたって行ったこと。同時進行で行っていた項目もあるので、上から順にというわけではない箇所もあります。ざっくりこんな感じ。

①どんな人に向けて何のために開催するのか決める
②案内文を考える(短文版、長文版)
③日程、開催場所、参加料金を決める
④バナーを作る
⑤告知をする
⑥体験会の内容とタイムスケジュールを詰める
⑦応募いただいた方への受付完了&前日にお知らせ
⑧参加者の名前、人数確認
⑨アンケートの作成
⑩お礼のご連絡

何せ初のことで、リアル会場での開催。事前に準備リストを作ったり、タイムスケジュール一覧を作ったりと時間がかかりましたが、一度型をを作ってしまえば問題なし。それと、意外と大事なのが参加料金。安売りしすぎず、かといって体験会なので高すぎずを意識しました。さらに、告知用バナーも作ってみました(改善したい部分多々あり)。

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さて、準備はもちろんですが、一番大切だと個人的に感じたのは、

どんな人に向けて、何のために開催するのか。
開催後、どういう行動を起こしてもらいたいか。

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これが一番の肝だったように今は感じています。自分の自己満足、ただ一方的に教えるだけにならないように、その人の困りごとや求めているものに対しての体験会を実施すること意識すること。実際に会議の進行に悩みを抱えていた知人、さらに具体的な人物像(ペルソナ)を決めたうえでその人に向けて告知・体験会をやっていました。

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💡ここまで読んでいる方でうっすら感じている人もいるかと思いますが…私は根っからの心配性マン。失敗したくない!当日こんな質問があったらどう答えよう~!など最悪のケースを考えがちです。そのため、用意周到で挑みます。大変だけど。ただ、最近は「最低限のものを準備していたらいっか」「まあ自分はなんとかする」と思うようになり、余白を作るようにしています。この余白が実は当日に生きてきます。

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2.当日の流れ

①自己紹介
②みなさんの会議の困りごとは?
③ファシリテーショングラフィックとは?
④基本的な書き方在り方(立ち振る舞い)
⑤休憩
⑥実際に聞いて書いてみよう!
⑦質疑応答
⑧参加してみての感想                   合計 約2時間半

​今回の体験会のやり方や大まかな流れは、私がこれまで参加したお二方の先生の講座を参考にさせていただきました。

お一人目は、
NPO法人グリーンシティ福岡志賀 壮史さんファシリテーショングラフィックを学ぼう!

お二人目は、
私が大学時に習ったファシリテーションの授業&実践です。在学時に読み込んでいた、畠中智子さんの本も参考にしております。

前に自分が習ったことを踏まえて、自分なりにカスタマイズして組み立てました。先駆者であり先生であるお二人には、この場で改めて感謝申し上げます。

私の体験会では聞いて描くことを体験してもらうことに重きを置いていたので、大まかな時間配分は1時間「導入〜座学」、1時間「描く」という流れ。そして、①、②を通して相手のニーズを聞き、後半の⑥で回答するようにしました。

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↑私が実際に壁に貼って書いたもの(吹き出しや矢印の練習)

3.終えてみての反省や改善点

1)ファシリテーターのあり方の大切さを体感して学んでほしい
 👉体験会の次として、「実践編」を設けてみるなど検討する。

2)方眼紙でわざわざ書くことをあえて貫く?それとも…
 👉A4用紙、iPad、ホワイトボードでも実際にできる。大きい方眼紙で書く ことで得られることもあると個人的には思っています(羞恥・緊張からの解放、見やすく書くことのへ意識などなど)オンライン開催希望の声もあるので、やりながら走りながら…行錯誤してみる。

3)絵が描けない、字が汚いと思っている方に挑戦してもらうには…
 👉参加者の悩みとしてこの2点を気にする人が多そうな感じ。
文字の書き方や囲い、グラフィックの書き方など分解して分かりやすく伝えたい。けれど、私はみんな同じ型で描くのは違うと思っています。ロボットではないので。最低限の書き方の基礎は教えつつ参加者の個性の大切にしたいという思いがあります。なので、グラフィックに関して教える際はその塩梅に気を付けたいところ。

余談:退出時に参加者の方から、「会場に流していたこの音楽BGMなんですか?」と質問がありました。実は私が場づくりのために意図して流していたこと(音楽選び、音量含む)また、机の配置や開催場所の環境も影響してくることなどを最後にお伝えしました。実践編で場の作り方も伝授したいなあ。

4.参加者からの感想

今回参加いただいた方から、感想をいただきましたのでこちらにも一部掲載いたします。体験会帰り際に、さらに深くファシグラを学びたいというお声もいただいてありがたいです。この度掲載許可いただいたみなさん、ありがとうございました。

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(大きな方眼紙に文字やイラストを描くことがストレス発散につながるとは!と私もびっくりでした笑)

5.ちょこっと、裏話

実は、開催にあたり参加者へ最低ゴールと自分への最低ゴールをそれぞれ課してやっておりました。
参加者へのゴールは、「まずは体で体験して楽しいと思ってもらうこと」そして「終えた後、ひとつでも日常生活に活かしてもらえること」(これが前述した、開催後にどう行動に移してもらいたいかの部分です)。

本当は、描くことよりもファシリテーターとしての在り方が重要で、マインドセットが重要になってくるのですが、体験会の時点でそこまでのステップに行くまでは難しいと判断。初めの一歩として、楽しいと思ってもらえることを大切にしていました。

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自分へのゴールは「まずは開催してみる」。そして「参加者がのびのびと体験できる場づくりをすること」。ファシグラを教える云々のさらに前の段階です(笑)ゴール設定はこれでいいのか?と思ったのですが、初めてって私も怖いんですよね。だから、まず開催してみる。それでいっか、みたいな。

そして、参加される方に対しては、ペンと紙を持ったら、きっとのびのびと描いてくれるだろうと参加者を信頼した上で、私は土壌を整えることにしたのです。

初の講師でファシリテーショングラフィックを教えるという責任と怖さもありました。終えてみて、現状困っている人やこのスキルを求めている人に向けて伝えることで、その人自身にとってこれから一歩進めるきっかけになることを改めて感じたところです。

6.さいごに 体験会、西日本ツアーやっちゃおう!

今後は一人勝手に愛媛県ツアー、そして西日本ツアー東日本ツアーと題してワーケーションも兼ねながらまず1年開催してみることをすることを決意!まだまだ粗削りな状態ではありますが、まずはやってみる年にしたい。ニーズは自分で作り出す。困っている人はたくさんいるはず。その人に届けるために、自分で走って迎えに行くのが私らしいと思う。
なので、私の会社で、組織で、コミュニティで、そして私の地域で開催してやという方がいたらお気軽にメッセージください~!

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さて、次はどこでファシグラ体験会をやろうかな〜!

✍️イラストbyいわしー


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