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今日出逢ったことば0809

けん玉には、持ち方があるんだよ。
By 海の家にいたけんだま少年

早朝7:30から仕事開始まで、KAMAKURA JEANS(鎌倉ジーンズ)さんの被写体として過ごした。
ジーンズは自分には似合わないと思って数年履いていなかった中で、お声がけいただき、恐縮ながら履かせてもらった。
デザインのおかげか、自分の中では違和感のない履き心地だった。はつひのでで撮影した後、歩いて材木座海岸へ。朝の海。

材木座海岸
帰り際

はつひのでに戻って、普段着に戻る。
つかの間のニューファッション。

15時くらいだったか。ご近所のTさんが中学生と一緒にはつひのでに来た。
とうもろこしをお題にした自由研究をしているということで、大量のとうもろこしを持ってきてくれた。
18:30ごろまで作業をして、鶴岡八幡宮で今日まで行われているぼんぼり祭に向かった。

八幡宮中に、手描きのぼんぼりが橙色に輝いている。
毎年8月6日〜9日の期間で行われているお祭り。

鎌倉はお祭りなまちだ。1年間でいくつものお祭りが開催されている。
面白いのが、祭りによって参加している人が異なるケースが多いということだ。
もちろん、祭り毎に共通の人と逢うこともあるのだが、違ったりするのだ。

観衆
通りすがりのジェントルマン


ぼんぼり祭を足速に鑑賞して、材木座海岸に向かった。
集合場所のお店、友人が5人で乾杯していた。
談笑が続く中で、店内にあったけん玉遊びが始まった。
ご近所のYさんのパートナーさんCは、今まで一度もお皿に玉を乗せられたことがないそうだ。
今日も、何十回も挑戦するがお皿に乗らない。
「けん玉には、持ち方があるんだよ。」

横を向くと、小学校中学年くらいの少年がけん玉を持って立っていた。
Cに持ち方を教える。落ち着いた表情と口調で大人に物怖じせず教える背中が、カッコ良かった。
Cが再び、挑戦。



乗った。
C本人も驚いていたし、パートナーのYさんも大きな声を出して驚いていた。
歓声と拍手が上がる。
少年は表情を変えることなく、特に言葉がけすることもなく立っていた。
そんな少年に、Cが満面の笑みでハイタッチを求めて、した。
Cは、アメリカ人で日本語はほとんど話さない。
そんな中で、少年とCはけん玉を通して対話して悲願を達成したのだ。

少年の一声が、国境や年齢を超えた瞬間だった。


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