見出し画像

ニューヨークに家を借りてみた


まさかノリで初めてNY来てから1年後に、ノリで住むことになるとは。

ノリと言いながら半年前からちゃっかり準備していましたが(アーティストビザの申請はとても大変でした。手伝ってくれた方々に感謝)、決断とは勢いが大事な時もあります。

別に拠点が移るといっても、どっちみち半分くらいは旅をしているし、日本にも帰ってくるので、普通の人の引越しほどのイベントではないかもしれないですね。しかし僕は環境が才能にも努力にも勝ると思っていまして、環境を変えるための努力だけは惜しみたくない。

僕は割と日本が好きです。そもそも日本で生まれ育ち、大学卒業までほぼ海外に出ていないので日本が好きも嫌いもありませんでした。徐々に海外に出ていくようになる度に、日本は良い国だなあとやっぱり思うんですね。日本が嫌いなので日本を出たわけではありません。東京ほど非の打ち所がない都市もなかなか無いんじゃないかと思います。

じゃあわざわざなんで海外に住むのかというと、日本が居心地良すぎるんですね。居心地が良すぎて、ありがたいことに仕事もたくさん頂けて、仕事をひっきりなしにこなすうちに、なんか自分がすごい人間なんじゃないかと思ってしまいます。しかし実際には勉強すべきことは山ほどあるし、世界の沢山のことを吸収して大きくならないと、表面上は満足でも、やがて燃え尽きてしまう。20代のうちに、多少無理をしてでも、世界の音楽の中心地に自分の身を置きたいと思うようになりました。

ニューヨークは面白い街です。通算4週間くらいしか過ごしてない僕が言うのもなんですが。クラシック、ジャズ、あらゆるジャンルの最先端の人と音楽が集まり、文化が交錯していて、いつも刺激的。猛スピードで時間が流れています。それに必死に食らいついていかないと、振り落とされてしまう。そんな街です。

正直これから自分がどうなるか自分でもよく分かってません。アメリカでもコンサートしたいと思っていますが、とても厳しい世界なのでどうなるかは知りません。でも割と不思議と楽観的な自分もいます。未来が分からないというのは、怖いけど楽しいですね。時間が出来るので、YouTubeはやりたいと思います。

ニューヨークに来てからアジアンフードばっかり食べています。大戸屋の定食が4000円もしますが、頑張って生きていきます。

かてぃん


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?