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事業性融資の推進等に関する法律について

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24年6月に成立した事業性融資推進法の概要、施行に至るまでの実務の取扱を追います。「企業価値担保権」は誰がどのように設定し、そして普及するのか。中小企業の融資を変える切り札となり…
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#企業価値担保権

企業価値担保権は地方経済の活路を見出せるか/事業譲渡、再生局面

企業価値担保権の目的物は「事業全体」となり、将来価値も含んでいるため算定方法も悩ましいが…

松本 花絵
1か月前
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金融機関のリスク管理はどこまで要求されるのか/事業性融資について考える

融資先企業の財務状況を平時からのモニタリングし、早期の支援を行う「事業性融資」について、…

松本 花絵
1か月前

企業価値担保権を追うvol.5_他の担保権や保証との優劣はどうなる

企業価値担保権は物権であり、信託契約の締結時ではなく商業登記簿への登記によって効力が発生…

松本 花絵
1か月前

企業価値担保権を追うvol.4_枠組みと要件、効力はどうなっているか

企業価値担保権は、「会社」の将来のキャッシュフローを含む「総財産」を一体として担保の目的…

松本 花絵
2か月前
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企業価値担保権、成立までの道のり_vol.3 データで見る担保提供と倒産の関係

令和6年6月7日に成立した「事業性融資の推進等に関する法律」は2026年内までの施行が予定され…

松本 花絵
2か月前
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企業価値担保権、成立までの道のり_vol.2 活用場面はどこにあるのか

会社の資金調達手段は大きく「エクイティ」と「デッド」に分かれ、株式を渡すかどうかの判断を…

松本 花絵
2か月前
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企業価値担保権、成立までの道のり_vol.1 担保法制度の変遷

令和2年11月4日に設置された「事業者を支える融資・再生実務のあり方に関する研究会」において、金融庁ホームページで「論点整理」として公表されている成果についての考察である。 今年6月7日に成立した「事業性融資の推進等に関する法律」は、金融庁の取り組みとして「事業成長担保権」という仮称により議論・検討が続けられて来た。 担保と言えば、抵当権などの物的担保と経営者保証の人的担保が中心と考えられるが、興味深い変遷の記載がある。 抵当権は対象が「不動産」である。すなわち「土地」と「

会社の全価値を担保に資金調達/経営者保証からの離脱と見極めが求められる「事業性融…

将来のキャッシュフローや無形財産を含む「会社の価値全て」を担保とし、融資を行う「事業性融…

松本 花絵
3か月前
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