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芸術に触れる

ゴールデンウィークも終わり、一気に暖かくなって、半袖で歩く人も見かけるようになりました。今年ももうすぐ折り返しだなんて早すぎますね…。

去年から今年にかけて、新型コロナウイルスの影響でなかなか美術館や企画展を見に行く機会がありませんでした。(実は昨年の8月に上野の国立西洋美術館に立ち寄ったのですが、たまたま時間ができて寄ったので事前予約制のロンドンナショナルギャラリー展が見られず、ゴッホのひまわりを惜しくも拝むことができませんでした…残念…)


私は音楽も、美術も、芸能も、時には命と同じかそれ以上に価値ある物だと考えているので、それらが蔑ろにされている昨今の世の中はとても息苦しいです。
ルールはもちろん守りながらも、これからも積極的に''生''の芸術には触れていきたいですね。

と、なぜこの記事を書いたのかというと、私のバイト先が入っている建物内では毎年この時期に「紙わざ大賞」という展示を行っています。(5/10現在は終了しています)

今年度は、感染拡大防止のため新規作品の募集をせず、過去の受賞作品をピックアップして展示を行っていました。
…これに関しては、ステイホームで家に篭りがちな時期だったからこそ募集するべきだと思いました。例年よりも緻密な作品が生まれたり、普段は挑戦しない人が作った作品が出されたりということが想像できるので、中止になってしまったのはすごく勿体ないなと感じました。コロナ禍だからこそ生まれた作品というのはどの分野でも必ずあるので。

作品を見に行った感想としては、とにかくアイデアがすごい。紙を加工する技術はもちろんですが「こ、これを紙で作ろうとは思わないだろ?!」という対象を表現しているものがいくつもあり(たんぽぽの綿毛、空き缶、恐竜など……)自分の頭の固さを実感しました。欲を言えば、紙ならではの手触りを実際に触って実感したかったです。正直、見ているだけではとても紙でつくられたものとは思えませんでした。


デジタル化が進み、実務的な用途の「紙」の価値が下がる一方で、芸術的素材としての「紙」の価値はむしろ上がっていると、紙に対しての無限の可能性を感じた展示でした。今後もその価値の変化は続いていくと思います。来年度こそは、新規の作品が並ぶことを楽しみにしています。


そして、来年こそはたくさんの音楽、美術、芸能が直接、たくさんの人に届けられますように。

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