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せっかくだし

博士ちゃんという番組で芦田愛菜ちゃんが
北斎博士ちゃんとよかったと絶賛してた

原田マハさんの「たゆたえども沈まず」

たまにいけばなを飾らせてもらってる古書店に
宮沢賢治の童話を読むを申し込みに
行ったついでに確認すると

「あるよ」とのことで早速購入

ゴッホのお話です

その中でこんなやり取りがあります

フランスには、季節ごとに絵を掛け替える習慣はあるのかい?

聞かれたフランス人はそんな習慣はないと答えます

そこの箇所を読んで
「えええっ?」っとなりました

そうか、そうなのね
こういった感覚って
日本人だけのものなんだろうね


四季がはっきりとあり
自然と共に暮らしてきた日本人には
季節感を大切にする気質がありました
(過去形)

茶道では床の間に
季節や招くお客様に合わせて
掛け軸と茶花を変えます

都度都度変えるのよね

面倒に思われるかも?だけど
掛け替えやすいように床の間は出来てます

我が家には床の間がないから
できないぜ、

ヒトは言い訳はナンボでもひねり出しますね

けどね
工夫すればナンボでも飾る場所は
あるんじゃないのかな?

ブラウン管テレビ時代は
テレビの上がはなを飾る定番の場所でした

トイレに突っ張りで棚を入れたり
玄関の靴箱の上に飾ったり

正月
クリスマス

季節ごと行事ごとに絵を変えるだけで
気分が変わり暮らしに弾みが出ます

わたしは美術展に行くと
思い出にと数枚絵はがきを買うようにしてます

そして額に入れて飾ることをします

そのなかで
「秋にはこれ、冬にはこれ
 12月にこれを飾って年が明けたらこれに変えよう」
なんて無意識に選んでいたことを
この本を読んで気づきました

先日行った福田平八郎さんの【竹】は

「草月流*だし、今の季節にぺったし」と
買ってきたものです


極端な傾向になりつつあるけど
せっかく四季がある日本で暮らしてるんだもの
温故知新じゃないけど
たまには古いことに立ち返ってみるもの

悪くないとおもうのです



いけばな教室 西宮市
へなうさ工房:甲子園球場そば
090-8214-8739
8739sshuho(@)gmail.com

HP


*草月流
竹といえば草月と言われるくらい
竹作品が多く巧いのです(自画自賛)






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