撒いても撒いても出ない芽
Eテレは好きな番組が多いんだけどお気に入りに限って不定期なのがホント困る
さて、そのお気に入りのひとつ、夏井いつき先生とROLANDさんの『よみ旅』
昨日はROLANDさんのおハナシ、今日は夏井先生のオハナシ
東日本大震災は遠く記憶から消えてる方も多いかも?だけど、いまだにふるさと岩手は工事工事、復興してない
今は岩手を離れ、大学に通っている詠み手の女のコも寂しく思ってるみたい
この句に対して夏井先生は
「見ただけで俳句やってる人って分かりました」って仰った
プレバト歴何年だろう?ってくらい欠かさずずっと見てるケドどこがどうだからなのか
やっぱり習うって大切なことなんだナ
俳句はからっきしだけど、やっぱりいけばなも習っている人とそうではない人では全然違う、そしてそれは見れば分かる
さて、この句を詠んだのは岩手出身の女子大生
俳句甲子園の強豪校である水沢高校の卒業生だった
1,2年生と補欠で参加し、3年生になって「よし!大会出場できるぞ!」ってときにコロナ禍で大会が取りやめに、
ショックのあまり学校へ行くことができなくなった時期もあったそう
けど、その心を救ったのも俳句だったそうだ
そして友達と共に町に俳句ポストを置き投句してもらい、それをまとめた句集を作ったと持参していた
この話を聞き、句集をご覧になった夏井先生はとてもとても喜んだ
「30年くらい前から独りで俳句の種を蒔き始めたんだけどね、蒔いても蒔いても種は芽を出さなくてね、、、、それでも今日あなたに会えてよかったわ」
最後に夏井先生は
って仰ってた
わたしの独りぼっちいけばなの種まきも、蒔いても蒔いても、蒔いてもっ、一向にうんともすんともない
昨日の相談者じゃないけど
時代遅れだよ、とか バカみたいなことしてるね、って声が大音量で襲い掛かってくる毎日だ
けど、敬愛する夏井先生やROLANDさんがとても褒めてくださった岩手県民のひとりとして気持ちを新たにいけばなの種まきを続けていこうと想い、ひとり涙した秋の終わりだったのでした
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