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風穴をあける

キンプリくんたちが5人のときに
番組でIKKO宅にお邪魔して
売ってもよいお宝を目利きして
一番の高額を競う、ってやったことがありました

IKKOさんが着物のお師匠さんから
「これは売っちゃダメよ」と
大変に価値のあるいただいた1枚があったのですが
「いいわ、これ売る」とIKKOさん

その査定結果は!

驚きの『0円』

仰天し泣き崩れるIKKOさん😿


今、高価だった着物は
値段がつかないんだそうです

着る人がいない
 ↓
欲しい人がいない
 ↓
値段がつかない

「欲しいという方がでたら直接交渉ですね」
「欲しい方、いないと思いますよ」
査定された方が仰ってました

も一回泣き崩れるIKKOさん、、、、


先月帰省したときに
母の和箪笥を片付けました

母は着物が好きで
でも着ることはあまりなく
コレクション状態でした

【着物は値段がつかない】

テレビでIKKOさんが泣き崩れるのを
見る前からそれは知ってたし
少しでも早い方がいいと思ったからです

幸いなことに自宅で色々やってる友人がいて
『着物の会』ってものやってます
(今は先生の都合でちょっとお休み中)

その友人に連絡して見に来てもらいました

彼女はぱっきりした性格なので
「おじゃましまーす!」と
じゃんじゃん箪笥の引き出しを開けていく

じゃんじゃん見てくれて
「いるいらない、いるいる」

あっという間にひと棹見てくれて
「すごいね~
 けど紬はもってないんだね」

「だね」と返答したんだけど、、

「………いや、大島があるって自慢してた気が」

もうひと棹あったのでしたおよよ

で大量の着物、帯、及び小物類を
車に積んで持って行ってくれました


翌朝、もう一度箪笥を確認すると
まだしつけが掛かったままの
帯や羽織なんかが出てくるじゃないの、、、

ナンボほどあるの?と気絶しそうになりながら
友人に写真を送る

「いいよ~もらうよ」とのこと

持つべきは
おおらかで明るくて交友関係が広い友と
しみじみ

ありがとなのなのだよ、友よ

腕がべろりんちょ

で、その友人に
「秋峰は少しもらわなくていいの?」って
聞かれたんだけど

そもそもワタスと母は体形が全然違う
身長が10cm以上も違う
その上ワタスは尋常じゃなく腕が長い

けど、いくらなんでもね、と
羽織を1枚いただきました

暖かくなったら七分袖のテイで
これをTシャツジーンズの上に羽織り
下駄をはいてスーパーに行こう^^


後ほど改めて確認した友人から連絡が、、

「すごい金額が秋峰んちからうちにやって来たよ」
「すんごく豊かな気持ちだよ、今」
「うちは通過させるだけだけど
 それくらい見合うものが今後も来る法則」
だって

っちゅうことは
うちもそれくらいのものを
放出したわけだから
そこを埋めるために
それくらいの価値があるものがやってくるのだね

風通しをよくするとか
風穴を開けるとかいうけど

これだなぁ、って思う

友人は
「こんなに高価なの
 ぜんぶ引き取っていいの?」とも
言ってくれたけど

こちらにしてみれば
価値のわからないひとに
お金を払って引き取られるより
確かな知識を持った人のところへ
旅立ってくれてよかったと感謝しかないのです




いけばな教室 西宮市
090-8214-8739
8739sshuho(@)gmail.com

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