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誰も知らない

たまにはなを飾らせてもらってる古書店

宮沢賢治の童話を読む
申し込みに行った際、数冊購入しました

1冊は前々から探してた
原田マハさんの
『たゆたえども沈まず』

これいろんなところで評判になってたのよね

店主が「あるよ~」と奥に取りに行ってる間に
もう一冊完全衝動買いしたのが
『カップ焼きそばの作り方』

なんやかんやこの
『カップ焼きそばの作り方』
参加者が増えててびっくりです

 


さて、このたゆたえども沈まず

ゴッホのお話

先週は毎晩楽しみにしてる
ジェットストリームがタイムリーなことに
原田マハさんの特集、
しかもゴッホのことだったので
二週目をこれを聞きながら読みました
(radikoで聞けるよ)

ゴッホが生きていたときに売れたのは
画商をしていた彼の弟が知り合いに売った
ただ一枚のみだそう

それが亡くなって100年以上経った現代は
何億の値段がついた、なんてやってる


大好きなユトリロも生前はぜんぜん売れなかった

1枚描いてはそれをその日の酒代に

やっぱり彼も亡くなってから
世界中で評価され作品は
有名な美術館に収蔵されてる

伊藤若冲は評価されないことに対して
千年後に理解されればいい
と、言い放っていたらしい

昨日、講義を聞きながら
宮沢賢治も生前は評価されてなかったよな
ってぼんやり思ってました


亡くなってから評価される

しかも絶大なる評価

賢治が生前に出版した唯一の童話集は
百万円もするそうだし

さっきも書いたけど
ゴッホの絵は億単位の値段がつく


けど
彼らは死んでるよね?

その大金は誰の懐に入るの?

彼らの遺族の手に入るの?
どう考えてもそうじゃない気がする


たゆたえども沈まずを読んでいると
胸が締め付けられる

描いても描いても
だれにも認められず相手にされず
強く認められたいと願っても叶わない

貧しくアル中のような暮らしをして
認めてくれない世の中を恨み続ける


宮沢賢治も認められたいと
強く願っていたと感じる

ユトリロもアル中だった
そしてだれも評価しないけれど
ひたすらに描いていた


今この時代に彼らが生きてたら
1枚絵が売れただけで
一生浴びるようにお酒が飲めたのにね
みじめな暮らしをしないで済んだよね

今さら評価されてもね、
生きてるときに評価されてナンボ
林修先生じゃないけど
「今でしょ」(古い)
って思っちゃう


今、時代が大きく変わって
誰でも簡単気軽に発信することができて
瞬時に世界中の人に見てもらえる
見つけてもらえる

いい時代になったね




わたしゃー
彼らの足元にも及ばないけれど

売れない巧くいかない
そして酒を飲む

どうしても親近感を感じちゃう

なので今夜も人生をはかなんで
大量にお酒を摂取するのだ

ノンアルの時代

完全に時代遅れのおばあなのだおよよ




いけばな教室 西宮市
へなうさ工房:甲子園球場そば
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