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横着さとDIY精神


子どもの頃の誕生日ケーキを食べることができる高揚感を忘れないような大人でいたい。

最近は経営というものに触れる機会が多くなった。

今まではどこか遠くの存在で胡散臭い人が語るモノというイメージであったが、最近は身近なものとして感じられるようになった。

ある人が、商売は横着さが大事だと言っていた。

横着さって何だろう。

たぶん色々な横着さがある。

少し歩けば横断歩道があるのに道路を何食わぬ顔で横切る高齢者

ここで言う横着さはこの手の横着さではない。

ビジネスにおいて有効な横着さとは一体どんなものだろう。

言葉で的確に当てはめることは難しいが、図々しさや狡賢さと言い換えてもいいかもしれない。

昨日、社長と飲ませていただく機会があった。

僕らの会社は福祉業界に属するが、結局お金が大事だと社長は言い切った。

こう言うと冷たく聞こえてしまうかもしれないが、営利企業である以上は利益を生む必要があるし、その利益は自分たち職員や利用者さんにとっても必要なものである。

福祉だからと言って奉仕活動だけに勤しんでいればいいわけではない。

結局はお金が無ければできることが制限される。

少し前に「お金は必要だけど重要ではない」という言葉に出会いなるほどと頷かされたが、企業においてはそうではない。

必要だし、重要

ではどうやって利益を生み出すのか

それを考えるのが経営学やマーケティング

ありがたいことに社長と直接話をさせていただく機会が多く、その際自然と経営の話が話題になる。

話を聞けば聞くほど興味が湧くし、それと同時に聞いているだけで難しさや大変さを痛感させられる。

社長は若くして独立し、起業したため色々な困難があったことは間違いない。

そんな人の人生の話を直接聞くことができて勉強になることしかない。

最近自分が興味を持っているのは、コラボレーション。

今の会社では、農福連携と言って農業×福祉で様々な取り組みをしている。

異業種の掛け算が秘めている可能性は底知れぬものだろう。(もちろんその組み合わせは熟考する必要性があるが)

自分が今、重要だと考えている要素は親和性とターゲット層の拡張。

親和性は単純にある程度結びつきのある者同士であるということ。

例えば自分が好きな古着であったら、そこと親和性のある古本、映画、音楽、カメラ、コーヒーなど

これが好きな人は決まってこれも好きでしょといったある種の偏見である部分。

インスタのプロフィールに古着、カメラ、カフェと書いてあるアレである。

これはまあ分かりやすくはあるが、手広くやることで一つ一つのクオリティーが落ちるという懸念要素もある。

また今書きながら思ったが、最近は逆に特化型のサービスが流行っている気がする。

~専門店のような。

浅く広くなってしまうことを避けるために、一つを深く掘り下げるべきなのかもしれない。

でもだったら、難しいのかもしれないけど深く広くを目指す店があっても面白そう。

ファッションと歴史、音楽、映画などは切っても切り離せない関係である。

それぞれが相互作用の関係であるため、そこから提案できるサービスが間違いなくある。

例えば、好きな映画に合わせたコーディネートを提案するとか

好きな古着の歴史が学べる古本を提案するとか

そんな流れができたらめちゃくちゃ面白そう!
(小規模でやっているところはありそうだし実現させるのは至難の業)

ただ、このように親和性を重要視しすぎるとターゲット層が限定的なものになる。(突き詰めるほど限定的なものなるのは当然だが)

それを防ぐためには、子どもから高齢者までが利用できるサービスや要素を取り入れることも必要。

専門店やこだわりのあるお店はある程度知識がある人からすれば居心地がいいが、そうでない人からすれば敷居が高く避けられてしまう。

そのため間口は広く、幅広い年齢層が利用できる、親和性の高いコラボレーション

そんなものはない

こんな素人の思い付きで新しい発想が生まれるわけがなかった。

でも最近はこういうことを考えている時間が楽しいし、いつかは面白い仕組みを作ってみたい。

ゼロから自分で考え自分でつくりだすDIY精神を大切に。

なんか課されてもないのに、卒論でありそうなテーマの文章書いてた。




おわり


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