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就活と綿ガーゼ

「やっぱり、会社で働かないといけないかなあ」

「でも別に、働くって会社に入ることだけじゃないよなあ」

学生ができることを考える度に、働く、何かを生み出す、という言葉ばかりが浮かんでくる。

進学、就職、第3の選択肢はなんだろう。

フリーランス?ギャップイヤー?

世の中的に言われている時間の名前はあるかもしれない。

でもその前に考えたい。

「どこにいっても、いつになっても、自分の中に置いておきたい”宝物”ってなんだろう。」

時間の使い方の肩書じゃなくて、どんな風に時間を使っていても、心に留めておきたい”宝物”


小さい頃、私は綿のガーゼをずーっとそばに置いていた。

お母さんが赤ちゃんの顔を拭うような、フチがピンクの綿ガーゼ。

朝起きて、学校に行って、帰ってきて、宿題して、寝るまで、私はその綿ガーゼを肌身離さず持っていた。

なんだかんだ、小学校4年生くらいまで、私と綿ガーゼは一緒にいた。

綿ガーゼと離れたくなかったのは、においが好きだったから。
どんなにおいだったかはもう忘れてしまったけど、とにかくにおいが好きだった。

学校で嫌なことがあって、ちょっとむすっとしていても、綿ガーゼからはいつもと同じにおいがした。
親にふてくされて、家にいたくないと思っても、綿ガーゼは私の居場所だった。

次の綿ガーゼに出会うことを諦めていたかもしれない


大学生の私は、綿ガーゼを持っていない。

昔と同じように、フチがピンクの綿ガーゼが恋しくなる時もあるが、さすがに今はそれじゃない気がする。

じゃあ、今の私が大切にしたい、綿ガーゼのような”宝物”ってなんだろう。

もしかしたら、何者かになろうと思わないことかもしれない。

資本経済の中で、生き残ろうと、他人に認められようと、理想の自分に近づこうと、背伸びをしないことかもしれない。

ただ、息ができればいい。
触れたいものに触れて、温かいとか冷たいとか、ただ感じられればいい。

自分が何かしようと、思わなくていい。
したくなったら、できることで、やってみればいい。

じーっと、今に、向き合うことが、私が今、”宝物”にしたいことかもしれない。


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3
モヤモヤな日常を着飾らず言葉にしたい22歳。

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