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「釣った魚を食べる」という喜びを知った(週刊長島diary19)

人生ではじめて、自分で釣った魚を食べた。こんなに喜ばしいことなんだって知らなかったよ。

うれしくって泣いちゃいそうな日々。一週間の記録。

12/7(月)

朝一、町長から「明日アジを釣りに行って、明後日の忘年会に持ってきてください」と指令がくだり、突然の重大任務に軽くパニック。気もそぞろなままあっといまに一日が終わっていた。ちゃんと釣れるかなあ、、、。

12/8(火)

いざ、海へ。ひたすらアジを釣る。

釣果が心配だったけど、結局、100匹くらい釣りあげる。
アジだけでなく、サバや、フグも(!)

途中から任務であることを忘れて夢中になってた!!

最後には自分ひとりでエサをつけて、釣って、生簀に入れるまでできるようになり、師匠に「一人前」と認められて釣りの楽しさを知った一日でした。

師匠はわたしがギャーギャー言ってもずっとニコニコしていて、どんな風に暮らせばこんないい顔で歳を取れるんだ?と不思議なくらいやさしい顔をしていた。また会えるといいなあ、師匠。

12/9(水)

町長宅へ。ごはんを作り、みんなで忘年会。
きのう釣った魚は、お刺身になったり、お寿司になったりした。

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自分で釣った魚は、いつもより念入りに噛んだし、味が体の中にぐーっと入ってくる感じがした!おいしくて、うれしい!

「釣ってきてくれてありがとう!おいしいよ!」と言われると、なんだか鼻が高くなって、一家を食べさせるために頑張ったお父さんの気分でした。えっへん。

12/10(木)

商工会のお祭り『軽トラ市』に向けてのバンド練習二回目。のはずが、コロナの影響で開催が中止になることに。かなしい。(練習だけはして楽しんだ)

12/11(金)

獅子島に光回線を通す工事の視察。

長島に来てから電波の悪さにしょっちゅうウヤウヤすることがあって「光回線が通ってないところがあるからかなあ」と聞いた時、そんなことある!?と驚いた。ひとつずつ文明が発達していく様をみられるのも、島に住む特権なのかも。

地元の人としてもこの日は喜ばしいことだそうで、工事を見に来ている方もチラホラいて、ちょっとしたお祭りのようでした。

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12/12(土)

映画『さくら』を観る。西加奈子さんの小説が原作。

「会いたくても会えない時代」の今こそ、観るべき映画だなと思った。

家族も、友達も、そばにいてくれる人も、大切にしよう。

12/13(日)

「しあわせを感じる時ってどんな時?」と聞かれて出てきた答えが仕事のことばかりで切なくなった。もっと視野と心を広げて多様なしあわせを見つけていきたい。



以上。2020年12月7日〜12月13日の日記でした。
また次回お会いしましょう〜!

▼先週の日記はここで
https://note.com/867hz/n/ne4c1f260c888

▼長島町に移住した経緯についてはこちら
https://note.com/867hz/n/n2945d165365e

さいごまで読んでくれてありがとう!うれしいです!🌷