「さいごの恋だと思ってた」 とふたりして泣いた日は、やがて嘘になるから。
出会った瞬間、雷が落ちたような恋のはじまりだった。
すごくすごくすきで、運命だ!と思って付き合った人。
本当にすきだった。
でも、その男性とは、
恋をするにはいいけど、結婚するにはちがうのかもしれない。
きっとこの恋は、一生ものにはならない。
いつしか、そう思うようになった。
今日でおわりにしようと決心したデートの日。
とても楽しかった。そして、苦しかった。
けっきょく、ずるずる朝まで一緒に過ごした。
彼と眠る時間が、すごくすきだったから、最後くらいいいよねって。