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実験1. 真鍮のお皿に砂鉄を載せるとどうなるか?

結果. 黒っぽく跡が残る

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真鍮のお皿に、砂鉄を載せてみました。

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これが次の日の様子。
使い古された五円玉と同じように、黒っぽくなっています。
この黒っぽい模様は錆びです。

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真鍮と鉄、異なる種類の金属がふれ合うことで、錆びのスピードがぐっと早まり、たった一晩でクレーターのような模様ができました。


<もうちょっと詳しく>
この錆びのことを「異種金属接触腐食」と言います。
イオン化傾向(錆びやすさ)の大きい金属と小さい金属が接している部分に、水がふれることで激しい腐食が起こります。

写真をよくよくみてもらうと砂鉄がサラサラというより、水分がまとわりついてダマになっている様子がわかるかもしれません。これにより余計に腐食が進行し、一晩で黒っぽい錆びの模様ができたということのようです。


<今回の化学式>
銅が酸素にふれると、酸化銅(Ⅱ)を形成します。
この酸化銅(Ⅱ)は、黒錆びと呼ばれています。

2Cu + O2 → 2CuO ※1

※1
真鍮は、銅と亜鉛を混ぜた合金で、化学式が存在しません。
そのため、上記の化学式は銅のものを掲載しています。


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