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まさかこんなにハマるとは

 QRコード決済。私はわりと新しいもの好きな方だが、これについてはどうも信頼がおけないと勝手に思い込み、使っていなかった。

 しかし昨年末、私の知り合いの中でも特に「カネにシビア」でリッチマンの旧友から「PayPayは得(トク)しかない」と教えられ、そこから一気にPayPayのヘビーユーザーになってしまった。

 ソフトバンクさんの術中に見事にはまり、PayPayカード、PayPay銀行の口座までつくり、ほとんどの支払いをPayPayカードに集約した次第である。ひとつひとつの申込は怖いくらい簡単で、完全に印鑑レスだし、審査も非常に速い。既存の金融機関は、相当数の顧客を奪われているのではないか。

 数字を確認してみると、登録ユーザー数は「2022年9月時点で5,100万人を突破し、決済回数は2022年4月から2022年9月までの半年間で23億回を突破し、前年同期比約1.4倍に」というところまできているようだ。想像以上だった。

PayPay株式会社 22年10月26日ニュースリリースより

 そんなPayPayの魅力とは一体なんだろう?私がいちばん良いなと思うのは、すべてにおいてUIが優れていて使いやすいことだ。

 支払いも本当にスムーズで、決済をしたときに画面に紙吹雪が舞うのも人の心理をうまくついている。消費することが良いことような気分にさせられる(笑)。PayPayどうしの送金や割り勘も簡単だ。

 〇〇%還元というキャンペーンも、実際はそんなにお得ではないのかもしれないが、お得だと感じさせる巧妙な仕組みになっている。

 そして、PayPayの主力コンテンツのひとつといえるポイント運用は利用者が800万人を超えたそうだ。株式投資等に抵抗のある人でも、ポイントなら少し抵抗感が薄れるのだろう。

 また、交通系のICカードは決済にピッとなるまで時間がかかってイライラすることがあるが、PayPayはそれがまったくない。

 なので、今後はさらにユーザーが増え、あらゆるものがPayPayとリンクするようになり、今よりもさらに圧倒的な地位を築いていくと思われる。

 給料の振込先でPayPay宛が最多になったり、学校の授業料をPayPayで払えるようになるようなことも十分にあり得るだろう。

 ただ、この世界は入れ代わりも激しい。もしかすると、今は存在しないまったく新しいチャレンジャーがいつの間にか現れて、勢力図をひっくり返す、なんてことが起きるのかもしれない。

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