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競馬

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2021年1月の記事一覧

【競馬】中京マスターの妙技と名手の帰還/シルクロードS・根岸Sほか振り返り

今日はほんのり暖かかったので、軽く大文字山を登ってきました。いい天気で気持ちよかった。 しかし人が多いわw 山頂でお湯わかしてラーメン食べてる人も多数。いや、これっぽっちの山でそこまで武装します?と思いながらもめちゃくちゃおいしそうでした。 「余計な外出でケガでもしたら医療機関に負担が..」なんて考えていた昨春の緊急事態宣言発令中とは雰囲気がまるで違いますが、「やってはいけないこと」がハッキリしてきたからこそ、我々の判断基準もクリアになってきた証かと。楽しめることは楽しみ

【競馬】G1の気配を感じながら:1月31日(日)の見どころ/根岸S・シルクロードSほか

「モーリス四天王」は明暗が分かれる結果になりました。ルペルカーリアはしっかりと変わり身を見せての圧勝。福永祐一の「前進気勢が出るように調整するようお願いしていた」というコメントが印象的でした。なるほどさすがはこの血統を知り尽くした男。 一方、クロッカスSに出走したレガトゥスは毎度おなじみの「出遅れ&引っ掛かる」のコンボで、さすがのルメールもお手上げ。それでも2着にまとめたように能力は確かなものがあるが..もどかしいレースが続く。 あとは幸さんがキャロットFのお馬さんで特別戦

【競馬】春はすぐそこ、目覚めよモーリス四天王:1月30日(土)の見どころ/クロッカスSほか

もうすぐ節分。春はすぐそこ。 メインレースの時間帯に差す陽光が確実に明るくなってくるのを感じる、2月の東京開催が始まった。それでいて、Dコースの仮柵の内側に広々と設けられた除雪地帯にどっさり雪が積まれている風景もまた趣があってよい。 再来週の共同通信杯・クイーンCにはクラシックを目指す有望株が多数出走を予定している。そう、春はもうすぐなのだ。 だからいい加減に目を覚ましたらどうだモーリス四天王たち。まさか彼らがこんなことになっているなんて、昨年の春には夢にも思わなかった

【競馬】スチュワーズC・センテナリースプリント・香港クラシックマイルの結果(動画あり)

引き続き香港競馬もG1くらいはしっかりキャッチアップしていきたいところである(決意表明)。先週はスチュワーズC、センテナリースプリント、そして4歳クラシック第一弾の香港クラシックマイルが行われた。 ■ スチュワーズC 現在の香港最強馬ゴールデンシックスティが勝ってついに12連勝。まさに行く手を阻む者なしといった強さで、今回も自慢の末脚が他馬を一蹴。 これで通算16戦15勝。サザンレジェンドやカーインスターあたりは、やっとビューティージェネレーションがいなくなったと思ったら

【競馬】ウインアグライア、スウィートブルームなど/先週の3歳戦情報

おーい、ランドオブリバティが帰ってくるぞ! 先週、調教再審査にめでたく合格。きさらぎ賞で汚名返上を期すことになったらしい。ヨーホーレイクと再戦することになりますね。 ホープフルSでこの馬から買ってた身としてはレース直後こそ愕然とした気持ちになりましたけど、今はぜひ立ち直ってほしい気持ちでいっぱい。能力は確かなものがあるし、中京2000mという条件も向くはず。復活の勝利が見たい。 皐月賞へ向けては右回りを再試走させたいところもあるけどね。 ■ 若駒S-「ありがち」な人気薄先行

【競馬】早くも無双のルメール、流れを変えたい川田将雅/AJCC・東海Sほか振り返り

不良馬場の日曜も無事に開催終了。AJCCがとりあえず全馬無事にゴールできて安心しました。この後も何事も起こらないことを願うばかり。 それにしても、これだけ馬場が悪化するとジョッキーの腕がいつも以上に問われますな。どこを通るかを見極める判断力と、実際にそこを通るためのコース取り。 その点、アリストテレスを勝たせたルメールは「さすが」としか言いようがなかった。内に突っ込んだら終了、かといって後ろからじっくり構えても末脚など伸ばせないという状況で、早めの進出から4角は外を通ってス

【競馬】いつも以上に無事を祈りたくなる日:1月24日(日)の見どころ/AJCC・東海Sほか

中山の前売りが取りやめになってますけど、明日ってそんなに寒いの?と関東の天気予報を確認したら予想最高気温6℃となってた。仮に雪が回避できたとしても、クッソ寒い中での雨は不可避..これは厳しい。 開催が進んだ上に土日を通じてこれだけ降られると、もう馬場はめちゃくちゃなことに。土曜の競馬は軽くチラ見した程度ですけど、中京の芝コースはみんな内を開けて通ってるし、逆に中山はもう「一緒や!どこ通っても!」と言いたくなるような状態。果たして日曜もどうなることやら.. AJCCといえばレ

【競馬】再進撃を目指して:1月23日(土)の見どころ/若駒Sほか

一度でいいから見てみたい、若駒Sが多頭数になるところ。ハシスポです。 クラシックの登竜門として長く君臨し続ける伝統と格式のリステッドレース(紅梅Sでも同じこと言いました)。過去の勝ち馬にもレジェンドたちが名を連ねますが、近年はややスケールダウンしつつある印象。強い馬はみんなさっさと賞金を稼いで皐月賞に備える流れになりましたからねえ。 あと昨年の勝ち馬ケヴィンはレース後の故障が悔やまれてならない。一時は生命の危機にすら瀕したほど。復帰に向け懸命の調整が続いているが、どうにか陣

【競馬】クロフネは最初から最後まで僕たちをワクワクさせてくれた

クロフネが亡くなった。 残念ではあるが、種牡馬としても成功を収めた上で天寿を全うしてくれたのはよかったと思う。すでに思い残すこともあるまい。最後の最後にソダシまで出てきたわけだし。 大好きな01年クラシック世代の中でも、スター性は随一のものがあった。日本ダービーの外国産馬開放元年に現れた「白い怪物」。アグネスタキオン・ジャングルポケットと相まみえたラジオたんぱ杯3歳Sは今もなお伝説として語り継がれているし、NHKマイルCを制して「宣言通り」に日本ダービー参戦を決めたのも、

【競馬】誠実さと情熱と..競馬界の鉄人・幸英明さんが、レジェンド武豊をも上回る騎乗オファーを受けられる理由

16日(土)の中京競馬で幸さんこと幸英明騎手がJRA通算21,000回騎乗を達成した。 騎乗数に関しては過去にも最速記録を打ち立ててきたが、今回も「史上最速」での到達。スティルインラブとの縁がキッカケで彼の応援を始めて18年ほどになるが、こうしてレジェンド武豊をも上回るペースで騎乗オファーを受け続けられるのは本当に誇らしい限り。 それにしても、である。ちょうど先日45歳の誕生日を迎えたとは思えないほどのタフネスぶり。キャリア26年目を迎えた今もなお、なぜこれだけの騎乗数を積

【競馬】ゴールドシップ産駒と初めての勝利..その時、内田博幸は何を感じただろうか

無骨で、力強い鞍上のアクションが少し懐かしく感じた。 先週日曜の中京10R雅Sで、ゴールドシップ産駒のマリオマッハーが単勝1番人気に応えて勝利。新年早々の2勝クラス戦に続く連勝をもたらしてくれたのは、かつての父の主戦騎手を務めた内田博幸だった。 紛れもなき名コンビだった。 12年に皐月賞・菊花賞のクラシック二冠制覇に加え、有馬記念も勝利。翌年も宝塚記念を制し、合計4つのG1タイトルを獲得した。レースぶりも破天荒そのもの。皐月賞は馬場が悪く誰も通らないインコースをひとマク

【競馬】ソングライン・ディープモンスターなど/先週の3歳馬情報

京成杯については昨日の記事で触れたのでその他の3歳戦について簡単に。そういえば旧ブログで2歳G1が始まる前に「クラシック候補ランキング」特集を組んだが、グラティアスはまだトップ5に入るには至らないかな..もしトライアルを使うなら、そこで強い競馬ができた時に改めて考えようか。 ■ 紅梅S-ソングラインが桜花賞に名乗り単勝1番人気に応えてソングラインが3馬身差の完勝。前半3F33.5秒のハイペースで先行勢が止まったのもあるが、余計に強さが際立った。スピード色が濃いタイプだけにオ

【競馬】さすが良血グラティアス、見事な一撃ショウリュウイクゾ、マジックキャッスルは待望の2勝目/京成杯・日経新春杯・愛知杯ほか振り返り

昨日の記事でも話していたとおり、今日は午後から知人のお誘いでクラシックコンサートに出かけてきた。普段なかなか縁のないジャンルに触れるには、こういうチャンスを活かすのが大事。数百人も入れば満員になるようなコンパクトなホールで、めちゃくちゃ至近距離で迫力ある演奏を楽しめた。バイオリン3人+ピアノという構成、こういうのもあるんですね。 エンタメ業界も本当に大変な状況ですけど、だからこそ今ライブを楽しめたのは良かった気がしてる。 そして競馬の結果は終わってから速やかに確認。余韻とか

【競馬】潜在能力の争いと「6億の星」の輝きを:1月17日(日)の見どころ/京成杯・日経新春杯ほか

昨日の記事でオススメしておいたランブリングアレーが愛知杯で2着と好走。マジックキャッスルとの馬連が3,470円もついててもったいないことしたなーと思いつつ、こんな難解なレースは追わない方が得策に決まっているのですっきり忘れよう。馬券に関しては「買った後悔より買わなかった後悔をすべき」が鉄則である。 しかし相変わらず思いがけない穴馬の激走が目立ちますね。小倉メイン虹の松原Sはアーデントリーが勝って単勝万馬券サク烈。中京最終もシンガリ人気のロイヤルパールズが勝って単勝は29,95