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【競馬】潜在能力の争いと「6億の星」の輝きを:1月17日(日)の見どころ/京成杯・日経新春杯ほか

昨日の記事でオススメしておいたランブリングアレーが愛知杯で2着と好走。マジックキャッスルとの馬連が3,470円もついててもったいないことしたなーと思いつつ、こんな難解なレースは追わない方が得策に決まっているのですっきり忘れよう。馬券に関しては「買った後悔より買わなかった後悔をすべき」が鉄則である。
しかし相変わらず思いがけない穴馬の激走が目立ちますね。小倉メイン虹の松原Sはアーデントリーが勝って単勝万馬券サク烈。中京最終もシンガリ人気のロイヤルパールズが勝って単勝は29,950円。恐ろしい。

さて明日もどうなることやら。京成杯は全馬が1勝クラスの身ながら、将来性を買われて重賞参戦を決めた期待馬の戦い。正直ここからクラシックまで通用した馬は過去にも数えるほどだが、それでも勝てば夢は膨らむ。日経新春杯は「6億の星」アドマイヤビルゴが重賞初制覇をかけて参戦。他にも楽しみなレースが多く、特に期待の大きいゴールドシップ産駒たちも多く出走するので頑張ってほしい。

■ 京成杯

実績はほぼ横一線。潜在能力が問われる戦いとなる。
前売り時点で単勝1番人気に支持されているのはグラティアス。2歳女王レシステンシアの弟だが、父がハーツクライに替わったことで、見込み通り2000mにしっかり適応して新馬勝ちを収めた。押し出されるようにハナに立ち、道中もかなりのスローペースだっただけに条件が替わって戸惑わずに力を出せるだろうか。ゆったりしたローテを見ても「何が何でもクラシックへ」という執念は感じないし、結果を求めるよりも先を見据えてた競馬を試すのでは。
執念という意味ではわざわざ2頭出しを敢行してきた中辻明氏のタイソウアクセル。特にタイソウは西園正都調教師がサダムパテックを引き合いに出すほど期待も大きいようで、ここでどうにか賞金を加算させておきたいところ。一方のアクセルは武幸四郎厩舎と横山典弘のタッグが楽しみだったが、負傷で残念ながら横山武史に乗り替わり。「ノリさんも気に入ってくれている」と幸四郎先生も手応えを感じていたのだが。
重賞経験があるのは東スポ杯2歳S4着のプラチナトレジャー。スローペースで差し脚は不発に終わったが、ダノンザキッドら相手に大差のない競馬はできた。距離とコースが合えば再び上位争いへ。
同じくダノンザキッドと対戦経験があるのはテンバガー。あの「伝説の新馬戦」で1番人気に推されていたのはこの馬だった。小倉の未勝利戦を勝って以来だが、徐々にエンジンのかかってきたモーリス産駒の流れにも乗って世代トップに追いつきたい。
パワーのいる馬場に適性を見せたタイムトゥヘヴンや叩き2走目で変わり身を見せたディクテイターあたりも好走できて不思議はない。ヴァイスメテオールはタフな条件が向くかどうか。グラティアス同様、新馬戦は地味な内容だった。
最後に一角崩しを期待するならタケルラムセスを推したい。新馬戦で我がPOG指名馬グランワルツを差し切った末脚はなかなかのものがあった。2戦目は5頭立てのスローペースを逃げる形になり持ち味を発揮できず。混戦になればなるほどしぶとく食い下がれるセンスの持ち主。

■ 日経新春杯

能力や実績を考えればヴェロックスやアドマイヤビルゴあたりで順当に決まりそうだが、ハンデ差や馬場を考えると簡単にはいきそうにもない。特に馬場の読みが難しく、同距離で行われた土曜の2勝クラスでフライライクバードが2:11.2をマーク。愛知杯や紅梅Sも高速決着だったし、時計の裏付けも意識しながら考えた方がよさげ。
となるとますますアドマイヤビルゴなんじゃないのという話になる。若葉Sの1:58.6、アンドロメダSの1:58.8とそれぞれ阪神内回りで好タイムをマーク。スローペースで流れればしっかり末脚を使えそう。逆に消耗戦になると甘くなりそうだが、たぶん武豊はこの馬のコツを押さえてる。アドマイヤオーラ以来の「アドマイヤ×武豊」の重賞勝ちは十分ありえるし、どっちか言えば見たい。
ヴェロックスはどこまで復調してるんだろう。中日新聞杯も本来であれば勝っておきたいくらいのレース。1Fとはいえ距離が延びるのも歓迎はできないし、ハンデ差も考えるとあまり強気には。
それならむしろ相変わらず元気な「キャグ姉」ことダイワキャグニーの方が推せる。先行粘り込みのスタイルがハッキリしているのもよい。
サンレイポケットはもうちょっと人気が落ちてから買いたいキャラ。条件は悪くないんだけど。クラージュゲリエは池江泰寿調教師が「絞れない」とコメントしていた通り馬体重が心配。数字が発表されてから考えるのも大変なのであまり重い印は打たない方がいいんじゃないでしょうかw
サトノインプレッサは適条件がどこなのかサッパリわからないまま。どうせ今回も後ろからの競馬になるだろうし、坂井瑠星は腹を括って追い込みにかけるしかない。

■ 新春ゴールドシップ祭

中京9R梅花賞に出走するヴェローチェオロは重賞やOP特別でも善戦してきただけに、自己条件でどうにか2勝目を挙げたい。ただ気性が難しいタイプだけに距離延長が不安..川田将雅もまだ未勝利のままだし、どちらかといえば心配。ただ能力はディープモンスターあたりとも引けは取らないと思う。

10R雅Sには先日2勝クラスを勝ち上がったマリオマッハーが出走。主戦の幸さんが中山で騎乗するため代打には父の初代主戦・内田博幸が起用された。このコンビで勝ってくれたら胸アツですわ。昇級戦とはいえ絶対的な中心馬は不在。コース相性も味方に連勝を決めてくれ。

中山最終ではジュニパーベリーがスタンバイ。2勝クラスでもコンスタントに上位を争う孝行娘だが、今回は何とルメールを鞍上に迎えての一戦。ミルファームさんの本気を見た。と同時にこっちが緊張してくるw

いずれも楽しみにしているので頑張ってくれたまえ。

■ その他のレース

POG関連で中京5Rセブンサミット。前走で初めて逃げを打ち2着に粘った内容が優秀で、今回は待望の初勝利へチャンス到来。一方、小倉6Rのトレデマンドはどうか。休養前の一戦が勝ち馬から3秒近くも離されての大敗。まだ追い切りの動きからも一変は難しそうだが..

小倉ではメインの門司Sが楽しみ。武蔵野S2着のソリストサンダーが中心も、連勝中のペオースも通用する可能性は十分。松山弘平もこの馬と小倉に参戦。牝馬三冠達成直後のレースを制したのが印象深い。

それから5R新馬戦ではカレンチャン×カレンブラックヒルのカレンユアンメンがデビュー。カレンモエ姉ちゃんも大事に使われながら重賞を狙うところまで来たし、弟もじっくり育ってもらいたい。

幸さんが参戦の中山は10RジャニュアリーSのラプタスがお目当て。スタートに不安があるタイプだけに内枠奇数枠はまあまあキツい。外から競りかけてくる馬もいるだろうし..このところややリズムが狂いがちなだけに復調の兆しを見せたいが、苦戦も覚悟しておく。

そんな感じで明日も楽しみなレースがたくさんありますが、僕は知人のお誘いで午後からクラシックコンサートを聞きに行くのでリアタイ観戦できず。でもたまにはいいじゃないですか、なかなかこういう機会もないし。
結果はあとでゆっくり追っかけます。それでは皆さんもよい競馬を。

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