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【競馬】春はすぐそこ、目覚めよモーリス四天王:1月30日(土)の見どころ/クロッカスSほか

もうすぐ節分。春はすぐそこ。

メインレースの時間帯に差す陽光が確実に明るくなってくるのを感じる、2月の東京開催が始まった。それでいて、Dコースの仮柵の内側に広々と設けられた除雪地帯にどっさり雪が積まれている風景もまた趣があってよい。

再来週の共同通信杯・クイーンCにはクラシックを目指す有望株が多数出走を予定している。そう、春はもうすぐなのだ。

だからいい加減に目を覚ましたらどうだモーリス四天王たち。まさか彼らがこんなことになっているなんて、昨年の春には夢にも思わなかったぞ。

■ クロッカスS/操縦難レガトゥスをルメールに託して

レガトゥスの出世を阻んでいるのは、とにかく難のある気性。1200mでも思い切り手綱を引っ張られながらの追走になるほど、全然もう抑えが利かない。それでいてダッシュは遅く、後方からの競馬になってしまう操縦性の悪さ。前走の黒松賞も、まさにそんな弱点が露呈する内容で3着に終わった。
それでも最後方から直線だけで追い込んできた末脚には見どころがあった。あとは使いどころ一つでどうにかなる可能性も..と期待を抱かずにはいられない。POG指名者としてはw 
今回は再びルメールに手綱が戻ったことで、折り合いに進境を見せたいところ。少頭数でそこまでペースが速くなるとも思えず、外枠をどう乗りこなせるか。開幕週の馬場で差し届くのかも含め、期待と不安が入り交じるのが率直な気持ちである。
相手は新潟2歳S2着のブルーシンフォニー、京王杯2歳Sで4着だったストライプあたりが実績的には一枚上だが、そこまで差があるとも思えない。逆に未勝利を勝ち上がったばかりのユキノファラオや、同コースで1勝クラスを勝ったニシノアジャストあたりも上位争いに絡んできそう。
NHKマイルCルートを見据えていくためにも、歯車の噛み合ったレースで勝ちたいなあ..

■ 中京5R/ルペルカーリア、兄の領域に近づく!?

シーザリオの仔ルペルカーリアがようやく2戦目を迎える。中間は坂路で放馬し外傷を負うなど完全にリズムが狂ったが、ようやく立て直しに成功した様子。どうやら追い切りに騎乗した福永祐一が「エピファネイアになってきた」みたいなコメントも残したようで、確かに1週前のCWでの時計も優秀だった。これは偉大な兄の領域に近づいてきたか。
初戦はダラっと回ってきただけみたいな内容だったが、お目覚め気配の今回どんなレースができるか。春の大舞台にたどり着くにはもう時間は残されてないぞ。

■ その他のレース

東京メインの白富士Sは長期休養明けの馬がリハビリに出てくる療養所みたいなイメージがあるが、今年は勢いのある馬が揃った。中でもポタジェは休養を挟みながらも3連勝中。本来はクラシック戦線での活躍が期待された良血だが、ここに来て本格化の兆しを見せている。川田将雅が土曜から東京に出てきているのもめずらしい気がするが、それも期待の現れということか。
重賞で善戦続きのサンレイポケットもこの相手関係なら、と意気込むところ。横山武史へのスイッチで前進となるか。あとは昨年のプリンシパルSでポタジェを負かしたビターエンダー。日本ダービーに出られるかどうかの明暗を分けたクビ差の勝負であった。
ここでブレステイキングを持ってこられたらルメールは神。

関西では引き続き中京開催。馬場は大丈夫ですか..
メインはダートの準OP瀬戸S。注目は昨年の函館で圧巻の走りを見せたハギノリュクスだが、前走で3着に敗れ連勝はストップ。このクラス2走目で前進できるか、それともここで足踏みか。今後に向けて真価が問われる一戦。
現級の常連スマートフルーレキーフラッシュ、乗り難しいがメイショウダジンなどメンバーもまずまず揃った。幸さんのウェルカムゴールドだってそんなに差はないはず。

あとは牛若丸ジャンプSが小倉開催になっててワロタw 障害は小倉でまとめて組まれるからの処置だと思うけど、関門海峡といえば源義経ゆかりの地でもあるからセーフってことで。




はい、それでは明日もよい競馬を。僕も午後はゆっくりしながら観戦するつもりです。レガトゥスを諦めない。

 

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