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【10】5/16~5/20 花と雨とミツバチと 

5/16(64日目)カブ祭り

 種を撒いていたカブの収穫祭。養蜂だけじゃなくて、農業についてもほとんど未経験。虫食いだらけだけど、何とか収穫にこぎつけた蕪をホクホクしながら収穫していく。穴だらけだし勿論売り物になんてならないけど、一人で食べるには量が多いし…と思っていたら、偶然協力隊のAパイセンとすれ違ったので、半分押し付けてきてしまった…。
 実のところ、すれ違いざまに「もらって!」と言える相手がいた事の方に喜びを感じてしまって、相手の都合を考えないお裾分け文化に懐疑的だった自分の中で、ほんの少しだけ何かが変わってきているのかもしれない。

葉っぱ、穴だらけやん

5/17(65日目)巣箱の位置をずらす~失敗から学ぶこと~

 お天気がイマイチ。暗い曇りの日は、ミツバチ達のご機嫌も斜め。とはいえ、来月以降の分蜂に備えて、少しずつ巣箱の位置を移動していく。
 一日に30センチほどであれば、巣箱の位置を変えても問題ないということはわかっていたのだけど、置き場所の都合もあって、5つの巣箱を少しずつ動かして、端っこの一つだけ少し不安に思いながらも50センチ以上離れた部分に巣箱を置いてみた。
 すると、外から帰ってきた働きバチが、一つ隣の巣箱に吸い込まれるように入って行ってしまった。げげげ(泣)
 1番(端っこの巣箱)の働きバチ、いなくなる~!!! ミツバチの習性、すごいわ。知れば知るほど、面白すぎる~!と笑っている場合ではなく、元の位置に近い場所に戻してみると、みるみる1番の巣箱に働き蜂が戻っていく。翻弄されまくりのため息でまくりの感動しまくり。
 色々教えてもらいながら、ミツバチを飼っている以上、圧倒的にとんでもないことはしないでいるわけなんだけど、自分でわからないなりに試行錯誤していると、プロから見たら信じられないようなことをしてしまう可能性もある。
 でも自分で失敗したことがないと、同じことが起こった時に対処できなくなってしまう。ミツバチ達の命を預かっている以上、大切に育てていくことはもちろんなんだけど、マイナスな面も含めてもっとミツバチの生態について詳しくなりたい、知りたいという気持ちが強くなった。

空いた巣箱は、洗って、焼いて消毒

5/18(66日目)お天気万歳

 ようやく太陽が降り注ぎ、ミツバチ達も活発にお出かけ。N5群の巣枠を入れ替える作業と王台切り落とし作業。
 午前中、夢中で作業をしても5群でへとへとになる。今後自分がどのくらいの数のミツバチを面倒見ていくことができるのかを考えるときに、10群位は抜かりなく面倒を見られるようにならないと、続けていくことは難しい。
 まだまだ基礎練習。体力も未熟。ついていくのがやっとな感覚から、繰り返していくことでいつの間にか体に染みついていく感覚。

5/19(67日目)手伝ってもらって、テンション爆上がり

 普段、一人で黙々と作業をすることが多いけど、ミツバチ達の日よけとスズメバチ対策用の支柱を立てるのを、役場の面々が手伝ってくれた。
 知らない土地に移住して、少しずつ知り合いが増えて、食事をしたり話をする機会もできてきて、人との繋がりが増えていく。
 サラリーマンで企業や団体に所属していると、自分一人だけで仕事をするというよりも、一つの業務について何人かで担当して分担することが多いので、問題が解決しやすかった。
 協力隊の制度を利用して移住しているので、いきなり単独で何かをしなくてはならないというわけではなく、困りごとを相談できる環境があるのは助かっているし恵まれている。とはいえ協力してくれるかどうかは、役場の任務としてというよりも、その人個人の人柄というか、協力してくれる人かどうか、という部分なんじゃないかと思っている。
 例えば一人で持ち上げられないものを運びたいとか、物理的な困りごとがあった時には、会社だったら誰かに手伝ってもらうことができるけど、あくまでも私個人の仕事に対して、業務の範囲外で手伝ってもらうことになってしまうことになる。
 今のところ、自分が所属している役場の部署の人たちは、嫌な顔も見せずに気持ちよく手伝ってくれて、そこの部分に対してはその人達が今後どんな立場になったとしても、感謝し続けたいと思っている。
 いずれにしても、自分一人でできない事については、お金を支払って仕事として依頼をするか、人間関係を構築して手伝ってもらうかしかなくて、個人事業主の厳しさに戦々恐々としている。

テントの枠を設置した

5/20(68日目)古民家再生

 まだまだ全然本決まりでもなく、一瞬の幻で終わってしまうかもしれないんだけど、せっかくの出来事なので。
 養蜂場にしていい場所で、作業場があって、できれば自宅と近い場所はないものかと、色々と探し回っている日々。
 そんな中、養蜂場にしたい! と思える土地を見つけて、なおかつそこには誰も住んでいない古民家があってずっと気になっていたんだけど、偶然にも大家さんが声をかけてくださって、自由に使っていいよ、というめちゃくちゃラッキーなお話をいただいた。
ただし、である。

・床がぬけている
・トイレがない
・風呂がない
・ガスが通っていない

この問題をクリアできるかどうか。
水道と電気は通っている。
勿論、予算はない。
さあ、どうする。
さあ、どうする!?

面白くなってきたぞ~。
まだ、借りると決まったわけでは無いので、物件を公開できないのが口惜しい!

ぬーけーてーるー

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