【2-46】マイナス思考と脂肪を燃焼させる(~675日目)
今年は暖冬らしく、水道が凍った日は今のところまだ二日程度。凍ったといってもシャリシャリの氷が吹き出す程度で、去年に比べたら屁でもない。
2022年、始めて小鹿野町に来た日は都心でも大雪だったし、去年も雪かきしたけれど、今年はどうなってしまうんだろう。
冬のみつばち
冬越し中のミツバチ。
去年は、巣箱の周りにカバーをかけたりしたが、今年はそのままの状態で冬を越す。
「任せる=放置」
ということではない。
私の場合うまくいかなかったり心配が増えれば増えるほど、余計な事をしてしまう。
よく観察して、時にはそのままにした方がいい時でも、なにかせねばと手を出す。
努力の方向性を間違えて、なにもしなかったわけじゃない事を失敗の免罪符にする。
この悪い癖をミツバチ相手にも発揮してしまったりする。
冬に入る前にある程度の群れを維持できているのであれば、寒い中でも大丈夫だという。
暖かくすると産卵が止まらず、ダニの被害も継続してしまうため、むしろ寒さに当てた方が、春の立ち上がりも良さそう。
寒い中でミツバチ達がどう過ごしているのか。
外から巣箱をノックすると、中で騒めく音が聞こえるし、暖かい日には外に飛び出すこともあるけれど、一度は中を見てみよう。
ということで、そっと巣箱の蓋を開けてみる。
まだまだ養蜂家と呼べるほどの実力が無くて、冬に入る前も心許ないくらいの群れだったので、かなり少なくなってしまっているけれど、それでもみんなで集まって羽を震わせながら生きている。
この群で、春まで生き延びられるかはわからない。それでも、生きている健気な姿を見て、ほっとすると同時に胸が熱くなる。
試してみたいことも山ほどある。
春が待ち遠しい。
作業をしながら脂肪燃焼
夏は意識して運動をせずとも、息をしているだけで汗をかきまくっていたが、冬は汗をかく機会が減少する。
ダリアブロック作りは、修行のようなやすりがけ作業が多いので、指先が筋肉痛になることはあっても、スクワットや空気椅子で作業をしない限り、汗をかくことはない。
運動不足の解消と動ける身体を目指して、朝起きたとき、トイレの後、食事の後にスクワット10回ずつと、風呂上がりのストレッチを課す。
己のために努力するのが苦手なダイエットできない神に取り憑かれたのか、たったの一週間で心が折れそうになる。
そんな中、いつもお世話になっている木材屋さんが、ダリアブロックの材料を運んできてくれた。
保管する場所に運んでくれると言ってもらえたものの、どこでどう作業するか迷っていたので、とにもかくにも縁側に一旦置いてもらった。
部屋中がヒノキの香りに包まれ、目を瞑ればどこぞの高級温泉旅館か森林浴でもしているかのようで、癒されまくる。
だがしかし。
目を開ければ現実。
縁側を通る時に、踏み台昇降運動状態で、材木を乗り越えていかなくてはならない。
折れる心配はないけど、このままでは日々の生活に支障をきたす。
現状2mほどの板を、数センチ角のサイズに切って、糸鋸作業に入るのだが、全て刻むまでにはまだ少し時間がかかる。
仕方あるまい…。
材木様とヒノキの鉋屑様たちは、客間に移動していただくことにしよう。
どんがらがっしゃん気質なので、やっちゃダメなことほどやっちまいがち。
部屋にブルーシートを敷き詰めて、障子を破らぬよう窓ガラスを割らぬようにせっせと運ぶ。
えっさほいさ🎵
サウナに入ったかのように、汗がぽたぽたと流れ落ちて、ただ移動しただけなのに、働いた感。
身体を動かす仕事は気持ちよい。
汗をかいて仕事をしていると、脂肪もマイナス思考もふっとんでいく。
毎日こういう作業している職人さんたち、みんなスッキリしてるわけだ。
隙間風を防ぐ
古い家は隙間が多い。
押入れの床板の隙間から、スースーと冷たい風が吹き込んできていることに気が付いた。
暖かい時期に大量発生するムカデもここから来ていたのだろうか。
隙間撲滅週間!
ビニールで覆ってしまうと湿気が溜まると聞いたので、紙製のテープを隙間に貼り付ける。
その後押し入れ用のシートをかぶせて、シートをテープで固定した。
もっと早く対応すればよかったというくらい、隙間埋まった感がある。
畳の隙間にも、紙を詰め込む。
部屋な中も前より暖かさが保持されるような…。
自分が満足するなら、気のせいでもいい。
新しくて隙間が無いような家はもちろん素晴らしいけれど、古民家には、暮らしながら少しずつ快適にしていける面白さがある。
小さな工夫で大きな変化が産まれるのが、この上なく楽しい。
2023年の今頃はこちらから
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